
通巻第 600 号
2003年1月17日(金曜日)
***** 政治・経済 *****
昨年、全国で324万トンのコメを輸出
商務省によると、昨年のコメ輸出量は324万1,000トンで、総額にして7億2,600万ドルに上ったという。輸出量は前年の86.9%に留まったが、輸出額は同16.1%増となった。また政府間契約を通した輸出は約70%を占めた。米1トン当たりの価格は、砕米5%を含むものが185〜187ドルでタイ産米と同価格、砕米25%を含むものが168〜170ドルで、タイ産より1トン当たり3〜5ドル安値となっている。品質に関しては、高品質米が全体の7%(2001年は40%)、普通米が85%(同15%)、低品質およびその他が8%(同45%)となり、全体的に輸出米の品質が向上した。
また輸出市場に関しては、80カ国に輸出されており、中東が全体の30%(2001年は14%)、アフリカが10%(同25%)を占めており、その他の市場に関しては2001年と比較して変化が見られなかった。
(Thoi Bao Tai Chinh Viet Nam 1月10日,P.3)
水産物向け飼料・薬品経営に関する指導通知を公布
水産省は、水産物向け飼料および薬品経営に関する指導通知を公布した。それによると、1月15日から水産物向け飼料および薬品経営を行う組織・個人は、水産局と水産管理を担当する農業農村開発局またはこれらの局から委任されている各関連当局が発給する経営条件証明書を取得しなければならない。これら2つの証明書の発給を受けるためには、次の条件を満たさなければならない。具体的には▽基本的な設備を揃えること(保管用倉庫など)、▽獣医環境衛生保護に関する需要を満たすこと(経営場所はゴミや塵が発生する場所から離れていることや廃棄物を詰め込む容器は蓋が付いていることなど)、▽職業経営登録証明書を取得していること、などとなっている。
さらに水産物向け薬品経営を行いたい場合、審査当局が発給した職業証明書発給を所有している管理者または技術責任者が最低1人いることとなっている。
(Tuoi Tre 1月14日,P.11)
Vissan社のボーナスは約986ドル
ホーチミン市労働傷病兵社会福祉局は1月13日、旧正月の給与およびボーナス支払い状況に関する会議を行った。それによると、外資企業の縫製・皮革履物部門の平均ボーナスは76万1,000ドン(約50ドル)で、最高は1,350万ドン(約900ドル)、最低は10万ドン(約 6.6ドル)となっている。銀行部門の平均は890万ドン(約593ドル)、その他の部門は平均258万ドン(約172ドル)となっている。
国内企業の平均ボーナスは134万ドン(約89ドル)となっている。企業形態別では国営企業が155万ドン(約103ドル)、株式化企業が164万ドン(約109ドル)、民間企業が83万3,000ドン(約55ドル)、となっている。また国営企業の中でボーナス最高額は、ベトナム食肉産業社(Vissan)の1,480万ドン(約986ドル)となっている。
(Sai Gon Giai Phong 1月14日,P.1)
Savimex輸出社が日本に木製家具を輸出
Savimex輸出入株式会社は、日本向け輸出製品の生産で慌しい新年を迎えた。今月と来月中にベット・ソファー・机など264万ドル相当の製品を輸出する予定だ。
昨年、Savimex輸出入社の売上高は2,000億ドン(約1,300万ドル)に上り、このうち木製品による輸出額が1,050万ドルに達した。主な市場は依然として日本となっている。
またSavimex輸出入社の生産工場は、木製品加工部門において唯一ISO9001とISO14000を取得している。
(Sai Gon Giai Phong 1月14日,P.1)
中国産エビの密輸防止・検査を強化
税関総局は、中国からのエビ原料の密輸防止および検査強化に関して、各市・省税関宛てに指導文書を送付した。それによると、各地方税関は加工目的の輸入や一時輸入再輸出などのみにエビ原料の輸入を許可する。荷受主は、ベトナム水産検疫機関が発給した輸入標準確定証明書を提出しなければならない。
(Sai Gon Giai Phong 1月13日,P.1)
全国で紙の在庫が4万5,000トン以上
工業省によると、全国における昨年の紙在庫量が平均値を上回ったという。在庫量は約4万5,000トン以上で、うち3万3,000トンが製紙総公社のものだ。原因は国内で生産された紙の85%に相当する約35万トンが昨年輸入されたためだ。このうち、ODA関連事業による紙の輸入(輸入税免税)は、1万3,400トンとなっている。国内における製紙産業は、時代遅れの設備や技術を用いているため、生産コストが跳ね上がり、外国製紙より国内製紙の方が高値となっている。またほとんどの製紙業者はパルプを輸入しており、これも価格が跳ね上がる原因となっている。
(Nguoi Lao Dong 1月14日,P.7)
ハノイでの外国投資許可書発給に関する決定公布
ハノイ市人民委員会は、外国投資プロジェクト分野に対する国家管理に関する決定を公布した。それによると、▽投資額が500万ドル未満の外国投資プロジェクトへの投資許可書発給は、合法的な書類を受領してから15日以内に発給すること、▽500万ドル以上の外国投資プロジェクトへの投資許可書発給は20日を越えないこと、▽登録制によるプロジェクトの審査および投資許可書発給は10日を越えないこととなっている。また計画投資省の審査が必要なプロジェクトに対しハノイ市人民委員会は、10日以内に文書による所見を提出し、許可書を発給しない場合でもその旨を20日以内に明らかにしなければならない。政府により許可書発給権限が委譲されている各プロジェクトについては、同人民委員会は15日以内に決定を下すことになっている。
同決定は2003年1月から効力を有する。
(Nhan Dan 1月14日,P.1)
ホーチミン市での個人交通手段制限策はテト明けに決定
ホーチミン市交通工務局は1月14日、同市における個人所有の交通手段通行および登録規制対策に関する会議を開催した。都市交通管理委員会によると、1世帯当たりの交通手段平均所有数は3.5台(自転車・バイク・自動車を含む)となっているという。都市交通管理委員会は、同市におけるバイク台数を300万台(現在は約250万台)に抑制するために、新規登録を厳しく取り締まるなどの対策を提案した。これに対し、同市交通工務局のHa
Van Dung局長は、300万台に断定することには反対している。Dung局長によると、急速に増加している個人所有の交通手段台数を制限することは必要なことだが、特に新規登録を厳しく取り締まるべきだという。具体的には▽1人当たりのバイク新規登録は1台、▽バイク登録者はホーチミン市の戸籍を所有する者、▽運転免許証所有者などだ。さらに各関連当局は▽運転免許証所得教習所の品質を向上すること、▽個人交通手段の通行を制限すること、▽走行速度および使用期限年数を定めること、▽登録税および通行費の値上げ、に取り組む必要がある。
またこれ以前にホーチミン市公安局は、同市における各種バイクの登録制限案を同市人民委員会に提出した。それによると▽バイク登録者はホーチミン市の戸籍を所有していること、▽モーターバイク登録者はモーターバイク運転免許証を所有していること、▽バイク登録者は交通法講座の受講証明書を所有していることが条件だ。
同市人民委員会のVu Hung Viet副委員長は、現在同委員会はこれらの提案を検討中だが、正式な決定はテト(旧正月)明けになるだろうと述べている。
(Thanh Nien 1月15日,P.5)
Can Gio海岸600 haを観光事業に利用
計画投資省の報告によると、ホーチミン市人民委員会は2003‐2005年期にCan Gio海岸600 haを観光事業発展のために使用する予定だという。同委員会は1月末にCan
Gio海岸観光プロジェクトの予備調査報告を計画投資省に提出することになっている。
(Tuoi Tre 1月14日,P.6)
Dong Nai省で脱税・追徴税額が増加
1月9日の午前、第6会期第7回Dong Nai省人民評議会の開会式で2002年の同省における経済社会および国防・安寧状況に関する概要の報告がなされた。この席で同省人民委員会のVo
Van Mot委員長は、同省の経済は継続して急成長を遂げており、国内総生産(GDP)は前年同期比12.2%増・工業分野で同16.4%増・サービス分野で同12%増・農業分野で同3.9%増となっていることを発表した。
しかしどの分野でも問題点が見られ、同会議での法制委員会からの報告によると、同省における各企業の経営上の犯罪および違反行為は増加の傾向にあるということだ。2002年の調査では、全体の79%以上の企業で税金面での不正行為・脱税が見られ、追徴税額は39億ドン(約26万ドル)に上ることがわかった。また関連当局は、架空の領収書を売買するためのトンネル会社12件を発見し、国の損失額は200億ドン(約133万ドル)にも上っていたということだ。
(Tuoi Tre 1月11日,P.2)
建築分野の輸出が31%増
建設省の統計によると、2002年の建設分野の輸出総額は前年比31%増となり、うち輸出額が最も大きかったのはVinaconex総公社で、輸出金額は2,650万ドルに達したという。このような結果は多くの企業が新たな輸出市場を開拓したことによるものだ。しかし輸出額が5,288万ドルに留まっているのに対して輸入額が3億2,000万ドルと輸出入のバランスが崩れていることや、同分野の輸出額のうち労働力輸出によるものが3,383万ドルに達しているのに対し、建築資材がわずか1,900万ドルを占めるに過ぎないなどの問題もある。ただし、建築資材の輸出額は2000年の650万ドルの3倍に増加し急速な成長を続けている一方、労働力輸出は10%を下回る緩やかな伸び率となっている。2003年の同分野の目標輸出額は6,693万ドルで、そのうち3,000万ドルを建築資材が占めることを目指す。
(Lao Dong 11月1日,P.3)
良い管理者とは
Saigon Times Club所属2030事業者クラブのメンバーたちが懇談会でテーマにしたのは、“企業管理幹部の視点から見たスタッフの仕事精神”だった。討論の内容は、少数の駄目なスタッフと管理幹部の処理経験といった面だけに留まったが、以下にこれを紹介してみることにしよう。
あるフランス人の管理者が自分のレストランで働くスタッフたちを観察したところ、一部の者が猫糞を決め込んでいることが分かった。一定期間に渡り調査を続けた結果、彼は25%のスタッフはどのような条件下でも常に不正行為を犯し、25%が常に誠実で、残りは条件さえ揃えば不正行為をすると結論を出した。
Vietnam YellowPages社のLe Tan Hung社長は、労働者の責任感について述べるために上記のような新聞記事を持ち出した。Hung氏は「会社の25%のスタッフは常に責任感を持ち、25%は常に責任感がなく、残りの半分は実際の条件によってどちら側にも傾くと言うことができるでしょう」と話した。
労働者の責任感といったテーマに多くの人が討論に参加した。企業管理幹部が望む責任は非常に広い範囲に渡り、対人関係・労働規律・終業時の行動態度にまで及んでいた。
Metro Cash & Carry社で人事を担当しているPham
Manh Khoi氏によると、企業は労働者の業務能力よりも責任感により関心を持っているという。
現在、ベトナムでは学校の専門養成品質が実際の需要に対応できていない。そこで、どの会社でもスタッフの技能開発のために養成を行わなければならなくなっている。企業管理者たちが心配するのは、養成が終わった後でスタッフが会社に残って働くかどうかということだ。恐らくほとんどの会社が、金を出して能力のあるスタッフを海外留学に派遣したものの、勉強が終わり帰国してしばらくするとこれらスタッフがより高額の給与で他社に転職されてしまったという経験を持っているだろう。
多くの会社は安心できないため、留学後に一定期間会社で働くといった契約書をスタッフとの間で交わしている。だが、Net Viet人材サービス会社募集室長のTam Thanh
Thien Trang氏によると「重要なのは責任感です。契約書には何の作用もなく、もし他の会社が高い給与を支払えば、彼らは賠償金を払ってでも出て行きます」とのことだ。
労働者の一部の規律問題も管理者たちの頭を悩ませている。Khoi氏によると「Metro Cash & Carry社の一部のスタッフは、管理幹部がいるときだけ一生懸命に仕事をして、管理者がいなくなると元の木阿弥といった状態です」ということだ。時間通りに仕事をしない、仕事中にお喋りや飲食をするといったことは、多くの企業で日常茶飯事となっている。VinaForwarding社のHo
Thi Doan Trang社長は「営業スタッフが積極的に働くことを奨励するために、我が社では基本給に加えて比較的高いマージンが取れるような制度を適用しています。それにもかかわらず、営業に出かけずに座って遊んでいるだけのスタッフが多くいます。彼らを問いただすと、営業に出かけなければマージンが取れないだけで、それは自分たちの勝手だと答えるんですよ」と話した。
いかなる企業でも、スタッフの解雇は避けて通ることができない問題だろう。解雇された者の多くはこれを受け入れて静かに去って行くが、自分を解雇した会社に何か代償を払わせてやりたいと願うものも少なくない。
古い会社への“復讐”としてコンピューターに保存されている経理・販売網に関する情報などのデータをすべて消去してしまうといった方法によって、会社がこの余波の解決に大変な苦労をすることも決して特別なケースではない。懇談会に参加した企業の代表たちの一部も、このような“復讐”の苦杯を嘗めさせられたことがあるという。Goldsun社の総務室長をしているNguyen Thi Phi
Nga氏によると「以前、設計室で働いていたスタッフが、辞める前にすべての設計図を消してしまい、会社はかなり困ったことになりました」ということだ。
これとは反対にスタッフの視野から見てみると、公平さに欠けスタッフへの対処に配慮がない企業管理者が少なくないのもまた事実だ。その権限によってスタッフを圧迫するといった現象も珍しくない。多くの場合、スタッフの権利はその能力によってではなく、管理者の“派閥”との関係によって計られる。多くの管理者の“主人的”な態度が、多くのスタッフを出て行かせることに繋がっている。
そこで懇談会に参加した人々は、双方にとって利益のある最も効果的なスタッフ管理方法に関心を持った。Le Tan Hung氏によると、会社スタッフの多くは良い処遇を受けると責任感ある人間になるという。そこで、管理者はスタッフが会社のために全力を尽くすようにする方法を知っていなければならない。
Vietnam YelowPages社スタッフの給与は多くの外国会社と比べると高くないが、この2年間で転職していったのはわずか1人だけだ。同社の経験は非常に単純なものだ。会社で働くすべてのスタッフは平等な処遇を受け、信用されて責任を与えられ、一部の仕事に決定権を持たされている。同時に、管理幹部は自らのスタッフの手本となるよう心がけなければならない。Hung氏が経験を語るところによると「以前、うちのスタッフはよく遅刻してきましたが、何度注意しても効果がありませんでした。調べて見たところ、私が外回りに出かけて仕事を済ませてから会社に遅くやって来るので、彼らもそれを真似ていたんです。それ以後これを改めて、会社に早く出勤するようにしたところ、1年後には遅刻の状況が大幅に改善されました」ということだった。
懇談会に出席した他の人々も、Hung氏の考えに同感だった。StormEye社のNguyen
Nam Trung社長の話では「労働者にとって最も重要なことは、会社と共に目的に向かって進んでいけるかどうかという点で、そういった気持ちになれれば待遇や給与がそれほど良くなくても付いて来てくれます」ということだった。Nga氏によると、企業は労働者に対して何らかの作用を与えることができるという。彼らが責任感を持つようにしたいと思ったら、自分が仕事をするのは自分自身のためであり、他人のためにするのではないといった心理を持つように仕向けることが必要だ。仕事における満足感は、企業とスタッフをしっかり結びつける最大の要素となっている。
(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon 1月9日, P.16 / P.17)
***** 一口ニュース *****
ホーチミン市にあるNhat Nam商業センターは1月5日から12日まで旧正月キャンペーンを開催し、37人が豪華家電製品に当選
(Lao Dong 1月14日,P.ホーチミン市版)
東西大通りプロジェクト管理委員会は1月13日、ホーチミン市人民委員会に対し、現行の電力システムの移転と再敷設に4,075億ドン(約2,716万ドル)を要すると報告
(Sai Gon Giai Phong 1月14日,P.1)
国際関係学院(ベトナム)とSt. John総合大学(アメリカ)はハノイで1月13日から17日まで、“国際発展と平和に関する会議”を開催し、両国の学者・教育者・生徒らが教育・健康・環境保護などについて話し合う
(Sai Gon Giai Phong 1月14日,P.2)
ホーチミン市の各観光区(Suoi Tien文化観光区・Dam Sen文化公園・Le
Thi Rieng公園)で、テト(旧正月)に向けてアトラクションを準備中
(Sai Gon Giai Phong 1月14日,P.3)
日本政府は、教育フィルム制作設備の購入を目的とし、Nguyen Dinh Chieuフィルム社に5万9,903ドルを無償援助
(Lao Dong 1月14日,P.5)
日本政府による“人材育成”プロジェクトの一環で、40億ドン(約26万ドル)が投入されたホーチミン市食品産業短期大学内最新食品技術実験室が完成
(Tuoi Tre 1月14日,P.10)
ハノイで1月13日に行われたバイクに関する会議によると、ベトナムで販売されているバイク用潤滑油でヨーロッパ標準に達しているのはのわずか5%のみ
(Nguoi Lao Dong 1月14日,P.7)
Quang Nam省Tam Ky村で1月14日、韓国政府による援助金80万ドルを投入する、越韓友好小児病院の建設工事を着工
(Thanh Nien 1月15日,P.2)
Honda Viet Nam社は、バイクの潤滑油に関する技術セミナーを開催
(Dau Tu 1月15日,P.15)
日本政府は、An Ging省Tri Ton県およびChau Thanh県の洪水被害者に7万5,000ドルを援助
(Nhan Dan 1月15日,P.7)
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外国為替相場 (Viet Com Bank ホーチミン支店・1月16日現在) キャッシュ USD/ドン 15,428 |
***** 入札情報 *****
□ 22KV電線敷設の入札
開催者: ハノイ電力公社(Cong ty Dien luc Ha Noi)
入札項目: 22KV電線敷設
書類入手期限:1月23日〜24日
問い合わせ先:ハノイ電力公社電力網プロジェクト管理委員会計画部
(69 Dinh Tien Hoang St., Ha Noi)
Tel: (84-4)8256938 Fax:(84-4)9347188
***** 事件・出来事 *****
一部の国道でバイク利用者のヘルメット着用義務付け
Dao Dinh Binh交通運輸大臣は1月8日、バイク運転時のヘルメット着用に関する通知01/2003号に署名した。それによると、“ヘルメット着用道路”の標識がある各道路において、バイク運転者および後部座席に乗っている者(児童および障害者も含む)のヘルメット着用を義務付ける。同通知は署名日から効力を有し、2001年5月16日付け通知08/2001号に取って代わることになる。
交通運輸省によると、“バイクおよびモーターバイク利用者のヘルメット着用義務付け道路”標識の打ち込み作業は1月31日までに完成する予定となっている。全国88の国道で同標識が立てられることになっている。
ホーチミン市周辺の“ヘルメット着用道路”は次のとおり。▽国道1A号線(Phan Thiet市1705km‐ホーチミン市1858km‐ホーチミン市1923km‐Tan
An村1947km)、▽国道1K号線(Linh Xuan交差点0km‐Vuon
Mit交差点13km)、▽国道13号線(Thu Dau Mot
22km‐Hoa Lu 142km)などとなっている。
(Tuoi Tre 1月14日,P.1)
テトもVung Tau行き高速フェリーは毎日運航
テト(旧正月)の期間中、ホーチミン市とVung Tauを結ぶ3つの高速フェリーは、1日7回往復便を運航する。またVinaExpressはテトの前後1週間、1日8便運航する予定だ。所要時間は75分で、座席数は128席となっている。またテト期間中も運賃は変わらず、大人片道8万ドン、児童同4万ドン(いずれもベトナム人料金)で、20人以上の団体は割引が適用される。
(Tuoi Tre 1月14日,P.6)
ホーチミン市都市環境社が衛生違反に罰金を提案
ホーチミン市都市環境社は、同市交通工務局に対し、同社の機能を都市環境検査に変更することを提案した。それによると、同社は規定に基づき、都市衛生行政違反に対し、その場で1回当たり5,000〜1万ドンの罰金を課すことができる。
(Tuoi Tre 1月14日,P.6)
ベトナムの病院の大部分が老朽化
1月10日ハノイで、医療機関代表者会議が行われた。この席で保健省のLe Ngoc Trong副大臣は、先ごろ行った80軒の病院の調査結果について述べた。これによると各病院の築年数は平均42年で、中央病院は築50年(最長は105年)・省の病院は築44年(同115年)・県の病院は築25年(同60年)となっていることが分かった。これらの病院のほとんどが廃棄物処理のためのシステムを完備していないこと、また増加する患者の数に病院が対応出来ていないことを同氏は指摘した。
また医療技術は進歩しているものの診察面でいくつかの問題が残っており、▽医療道徳と責任感の欠如により信用を失っていること、▽特に産婦人科で治療時の不慮の事故が増えていること、▽貧困者への治療についての統一された解決策が欠如していること、など7つの問題点が挙げられた。
(Tuoi Tre 1月11日,P.2)
***** コラム *****
市場の隙間を探る
2002年10月、Phuc Long茶・コーヒー有限会社(ホーチミン市)のLy
Thi Bao Thu開拓・貿易担当幹部は、市場調査のためにカンボジアに向かった。帰国後、Thu女史は「非常に良い市場だ」と簡潔な報告をした。これによって、同社のTran
Hai社長はこの新しい市場に商品を送り出すことを決めたという。彼はカンボジアの茶・コーヒー市場の隙間を見つけ出したのだ。
このところ、Thu女史は度々カンボジアに出かけている。彼女によると、カンボジア市場で消費されている茶のほとんどがメコンデルタの国境各省から持ち込まれたベトナム茶で、コーヒーも主にベトナムからの輸入(ラオスからも少量)となっている。しかし、メコンデルタの卸業者がカンボジアに持ち込んでいる茶は、商標のついていない麻袋に詰められたバラ荷がほとんどで、“ぞっき商品”と呼ばれ庶民を対象に販売されるものだ。ベトナム・ラオスから輸入されるコーヒーも、これとほぼ同様の状況だ。Thu女史によると、カンボジア人の茶・コーヒーの味わい方はベトナム人と大して変わらないが、どちらかといえばコーヒーよりも茶のほうを多く飲むという。
Thu女史の話では「Phuc Long社が狙っている市場の隙間は、カンボジアのビジネスマンやカンボジアで働いている外国人向けのレストラン・ホテル・スーパーマーケットなどの中級から高級な茶・コーヒーのシェアです」ということで、Hai氏はChateauの商標で茶・コーヒーをカンボジアに送り出している。これらはパック詰めされた商品で、きちんと商標もつけられた高品質の商品となっているだけでなく、購入する前に顧客が試飲できるようになっている。わずか2カ月の間に、Phuc
Long社の茶・コーヒーはカンボジア市場における販売チャンネルを見つけ出し、プノンペンを中心に営業活動を展開している。同市の大規模なスーパーマーケット10店舗には、Phuc
Long社の製品が陳列されている。
Hai氏によると「Phuc Long社はプノンペンにChateau商標のパック茶・コーヒーの販売代理店を2つ持っています。1つは越僑の経営するAngkor
Europe Diffusion社で、プノンペンのメインストリートであるMonivong通りにあります」ということだ。3度に渡ってカンボジアに茶・コーヒーを送り出した後、Phuc
Long社はシェア拡大のために今月から大々的に商標のキャンペーンを開始した。カンボジアで発行されているクメール語と中国語の新聞に広告を掲載したり、プノンペンの大きなスーパーマーケットで1カ月に渡る売り出しキャンペーンを実施したりしている。
Hai氏の話では「我々はカンボジアの担当機関にChateauの商標を登録して、後になって面倒が発生しないようにしています」ということだ。
Phuc Long社は現在、ベトナム国内では12店舗のチェーン店で茶10銘柄・コーヒー12銘柄を販売している。これらの販売網はホーチミン市に10店舗が集中しており、このうち2店舗は外国人観光客・ビジネスマンが多く集まるDong
Khoi通り・Mac Thi Buoi通りにオープンされている。Phuc
Long社は、Chateau商標のコーヒー豆をその場で挽いて観光客に試飲させるというプロモーションを行っており、コーヒー製品のパッケージデザインを土産物のようにするだけでなく、フィルター・砂糖・ミルク・スプーンなどもセットにして観光客に便利なように工夫されている。
Hai氏の説明によると「Phuc Long社が対象として狙っている顧客は日本人の女性観光客で、そのためコーヒーを入れるパッケージのデザインは民族織を使った小袋・アオザイを着たベトナム女性やベトナムの文化的特長のある図柄が印刷されたビニール袋といったように、女性観光客の趣味に合わせて作っています」とのことだ。この日本人観光客のおかげで、Phuc
Long社はここ2年程前から日本市場に茶・コーヒーを輸出するまでになった。
Hai氏の分析するところでは、日本人消費者は非常に気難しいが、一旦注文し始めると非常に安定的に購入してくれるということで、Phuc
Long社は毎月のように日本向け輸出の注文を受けている。昨年、Hai氏は大阪で開催された農産物・食品に関する国際見本市でChateauの茶・コーヒーを紹介するために日本を訪れた。日本の他にも、現在Phuc
Long社は中国の企業と協力して、コーヒー販売店をオープンするといった方法によって中国にも茶・コーヒーを輸出している。多くの中国企業が、ベトナム茶・コーヒーの中国市場への参入のために、Phuc
Long社との協力関係を推し進めている。また、アメリカ市場への参入も模索中だが、植物検疫が非常に面倒なため数量には依然として制限がある状況となっている。
(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon 1月9日, P.42 /
P.43)
“何も無し”の工員人生(後編)
私が取材した5人の女子工員たちの境遇に悲しみが漂っているとすれば、Binh
Duong省Thuan An県のAn Phu下宿屋街で暮らしているDoanh
Duc有限会社の男子工員たちの人生も、前途が暗い点ではそれほど変わりがない。先日、Doanh
Duc社の十数人のガードマンが次々と工員を殴りつけるといった事件が発生し、すべての工員が休んでいた機会を利用して、私たちはKhuc
Minh Hungさんを訪ねたのだった。Hungさんによると「私たちのグループ4人はBac
Giang省Luc Nam県の出身で、Doanh Duc社でいっしょに働いています。下宿は狭い上に暑苦しいですが、私たちは男ですからね。大切なことは仕事をしてお金を得ることで、どんなに苦しくても我慢しないと」ということだ。Binh
Duong省で最も下宿屋が多いこのAn Phu村を午前中かけて回って見たところ、工員用の下宿屋がおよそ数千軒もあった。1カ月の家賃は1部屋当たり35〜40万ドン(約23〜26ドル)で、Hungさんと3人のルームメイトはお金を出し合って一緒の部屋で暮らしている。Linh
Trungの下宿屋と違ってここの大家はより“専業的”で、工員たちが寝るための屋根裏部屋を作り、1階は自転車置き場と公共スペースにしていた。Hungさんの話では「でも、乾季はとても暑いし、湿気が多く息苦しいです。トタン屋根からの熱気が1日中立ち込めて、みんなで屋根裏に上がって寝たら“魚の煮付け”の出来上がりといったところです。そこで、屋根裏部屋に自転車を置いて、私たちは下の自転車置き場に茣蓙を敷いて寝ています」とのことだ。町の中心から離れたところにあるため、この地区の工場で働く工員たちはほとんど家と工場を往復するだけの生活だ。HungさんのルームメイトのNguyen
Van Bayさんによると「もしストライキか会社に仕事の注文がなくて休みになったら、私たちはカラオケ屋に行くか酒でも飲んで時間をつぶすしかありません。町からは遠いし、他にやることがないですからね。健全な生活のイニシアチブを取る人なんか誰もいませんし」とのことだ。そんなわけで、多くの工員たちは給料をもらって3日もすると、借金の懇願を始めることになる。An
Phu居住区で下宿屋をしているBui Van Phuさんによると「私は下宿人たちが自分の子供や孫のように思えるんですよ。給料をもらうとすぐにあの子達が誘い合って酒を飲みに行ったり博打をしたりするのをよく見かけるので、なぜ両親に仕送りするために貯めておかないのかと聞いたんです。そうしたらあの子達は、1カ月にたった50万ドンの給料しかもらえず、いろいろな出費をしたら仕送りするほどのお金は残らないので、寂しさを紛らすために使ってしまったほうが良いと答えました。私は呆れてしまいましたが、とはいっても可愛そうに思えてね」ということだ。Phuさんは家の前の庭を指差して「ここ2日間はストライキで仕事がないので、あの子達はサッカーをして遊んでいるんですよ。裸になってサッカーに夢中になっているあの子達の体を見ると、いかに栄養不足かが分かるってもんです」と話した。Phuさんの言葉通り、ボールを追って走り回っている10人ほどの工員たちは、きちんとした食事をしていないのと過度の残業による影響で、誰もがガリガリに痩せ細って顔色も青白かった。以前この問題について、かなり多くの出稼ぎ労働者住んでいるBinh
Duong省Di An県An Binh村のBui Van Tai副村長にインタビューした際、Tai副村長が「An
Binh村には定住者が5,000人しかいないにもかかわらず、約1万2,000人もの出稼ぎ労働者を受け入れている状況です。このように人口が急激に増えている一方で、国側は住居や文化・精神活動になどに何の投資も行っておらず、これが大きな心配の種になっています。このままの足踏み状態では、数千人の工員たちは心配が尽きず、将来を見出すことができないことになります」と話していたのも頷けるところだ。
(Lao Dong 1月5日, P.7)