
通巻第 603 号
2003年1月22日(水曜日)
***** 政治・経済 *****
南部重点経済地区での外国投資が減少
計画投資省によると、昨年Dong Nai省とBinh Duong省で投資許可書が発給された外国投資プロジェクトはわずかに増加したものの、ホーチミン市とBa
Ria‐Vung Tau省で大幅に減少したため、南部重点経済地区全体における外国投資誘致は減少する結果となった。具体的には南部重点経済地区で昨年446件(投資総額7億8,200万ドル)のプロジェクトに投資許可書が発給された。これは、2001年と比較するとプロジェクト数で2.7倍増となっているが、投資額で54%減となった。
南部重点経済地区の投資状況は次のとおり。▽現在でも有効なプロジェクト数は2,323件で全国の63%を占めている、▽投資総額は206億7,400万ドルで全国の52%を占めている、▽投資実行総額は98億2,100万ドルで全国の47%を占めている、▽売上高は264億2,200万ドルで全国の67%を占めている、▽輸出総額は108億1,500万ドルで全国の79%を占めている、▽雇用している労働者数は33万7,240人で全国の69%を占めている。
(Dau Tu 1月17日,P.3)
Tay Nguyen高原地域での外国投資実行額が低迷
計画投資省のTay Nguyen高原地域における外国投資進出状況によると、2001年と2002年にLam
Dong省に進出した外国投資プロジェクトはいずれも4〜5件で、投資規模はいずれも100万ドルに満たないという。Gia
Lai省・Kon Tum省・Dac Lac省では1件も外国投資プロジェクトを誘致できなかった。Tay
Nguyen高原において現在も有効な外国投資プロジェクトは67件(投資総額9億1,550万ドル)、投資実行額は1億5,500万ドルで登録投資総額の16.9%に留まっている。Tay
Nguyen高原の登録投資総額に占める投資実行額の割合は、全国で最も低い数字となっている。Lam
Dong省に進出している外国投資プロジェクトは59件(同8億5,900万ドル)だが、投資実行額は1億1,600万ドルに留まっている。
(Dau Tu 1月17日,P.3)
農林水産分野への外国投資誘致を強化
農林業および農村開発分野に進出する外国投資プロジェクトは、これまでにかなり増加してきた。現時点で同分野に進出した外国投資プロジェクトは528件(投資総額28億1,000万ドル)で、投資実行額は21億9,300万ドルとなっている。しかし、農林業および農村開発分野に対する外国投資家の見方は悲観的で、同分野の投資件数および投資額は全国のわずか5%未満を占めているに過ぎない。
農業農村開発省のCao Duc Phat副大臣によると、外国投資家が同分野への投資を躊躇しているのは、天候・天災・疫病のリスクに加え、社会的な要因も見られるという。Phat副大臣は、同分野への外国投資プロジェクト誘致をさらに強固なものにするために、対策を模索していると述べている。さらに同省は、農業分野の現在の弱点および外国投資が最も必要としている分野は農産物加工だと評価している。例えば、全国の米加工量は年間2,000万トンで、需要の約80%しか満たすことができない。青果物加工業者の年間生産量は18万トンに設計されており、需要のわずか10%しか満たすことができない。またコーヒーの年間加工量も10万トンで、収穫総量のわずか15%に留まっている。さらに家禽飼育・植林・木材加工分野の潜在力を活かすためにこれら分野への外国投資も必要だ。
農業農村開発省と計画投資省は、農林業および農村開発分野への外国投資誘致対策に現在活動中のプロジェクトの意見や経験を盛り込むための総括を行っている。各リスクを減少させることが、同分野への外国投資誘致にとって最も重要なことだ。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam 1月15日,P.4)
医薬品10種類の国内流通を禁止
ベトナム医薬品管理局は、有効成分の含有量に関する規定に反している10種類の医薬品を国内流通医薬品リストから除外することを決定した。それによると、Septirose・Popzen・Amitase・Pepti・Selthion(いずれも韓国製)・
Danzen(タイ製)などとなっている。
(Tuoi Tre 1月18日,P.6)
ADBが行政改革計画に4,500万ドルを融資
アジア開発銀行(ADB)は1月16日、2001‐2010年期における行政改革計画の初期援助に4,500万ドルを融資することを明らかにした。この融資は、行政管理幹部の育成プログラムや行政システム現代化プログラム(システムのコンピューター化および電子政府計画の実施)に投入されることになる。
さらにADBは上記10カ年計画の技術援助として300万ドルを援助することも承認した。同援助金は、フランス政府・ニュージーランド政府・その他国際組織によるもので、公安省幹部育成や政府事務局との協力による各政策の支援および設備向上に充てられる。
(Tuoi Tre 1月18日,P.2)
昨年、11件のベトナムプロジェクトが海外投資
ベトナム国家銀行ホーチミン市支店は昨年、ベトナム企業5社に対する投資資金の海外送金を承認した。具体的には▽Viet
Thai Sinh商業有限会社(送金額10万ドル)、▽情報技術株式会社(EIS)(アメリカへ16万ドル送金)、▽Phuong
Nam建設コンサルティング情報電子有限会社(アメリカへ95万ドルおよびシンガポールへ95万ドル送金)、▽Sai
Gon観光総公社(ドイツへ10万ドル送金)、▽Phi
Long投資有限会社(カンボジアへ90万2,000ドル送金)となっている。
計画投資省外国投資局のデータによると、昨年における海外でのベトナム投資プロジェクトは11件で、投資総額は1億3,860万ドルとなっている。このうち大規模な投資プロジェクトは中東での石油ガス開発プロジェクト(投資額1億2,000万ドル)とロシアでの建設プロジェクト(同1,200万ドル)となっている。
現時点で海外において投資を行っているベトナムプロジェクトは88件(投資総額1億8,420万ドル)に上っている。
(Thanh Nien 1月20日,P.2/Tuoi Tre 1月20日,P.2)
新たに外資企業33社が医薬品分野に進出
保健省医薬品管理局は昨年、外資企業102社に医薬品分野における流通登録許可書を発給したという。内訳は新規登録許可書が33件、再登録許可書が69件となっている。登録割合が高い外資企業は、フランス・ドイツ・インド・中国・韓国・日本となっている。これにより医薬品分野で活動している外資企業は246社となっている。
(Dau Tu 1月20日,P.3)
WBが財政分野現代化実施プロジェクトに援助
財政省によると、世界銀行(WB)はベトナム財政分野の現代化実施に向けて約6,000万〜7,000万ドルを援助する予定だという。
財政省は現在、国家財政分野現代化実施プロジェクトの予備調査報告を作成中だ。同プロジェクトは、国家財政管理応用ソフト開発および管理モデル向け機械設備の製造がメインとなっている。同援助は国庫システム・税務部門・税関部門などに投入される。
(Dau Tu 1月20日,P.2)
国内バイク生産企業の検査を延期
工業省は、規定に基づく標準・条件を満たしオートバイ生産・組み立てを継続できる国内企業について、1月中に政府首相への報告を行わなくてはならない任務を負っているが、現在に至っても各企業は依然として同省の検査計画を受け取っていない。同省からの情報によると、昨年すでに検査を受けた企業も、政府からの要求に基づいて今回の再検査を受けなければならないということだ。
今回の検査実施時期は、テト(旧正月)以降に延期される模様だ。言及に価する点は、品質に関する標準・オートバイの工業所有権に関する規定・検査プロセスの内容などについて、科学技術省による指導がまだ実施されていないことだ。
(Dau Tu 1月20日, P.3)
Holcim Vietnam社が新工場建設に5,500万ドルを投資
今年中に、Holcim Vietnam社は総額5,500万ドルを投入して、Ba
Ria‐Vung Tau省Phu MyのThi Vai港にクリンカー粉砕工場を建設する。同工場の生産能力は年間150万トンとなっている。昨年、同社は年間計画を5%上回る190万トンのセメントを販売した。今年、同社はセメント各種230万トンを販売する予定だ。
(Nguoi Lao Dong 1月21日, P.7)
ビールの特別消費税を減税
税務総局による1月15日付け公文書210TCT/NV6号によると、1999年1月1日以前に設立されすでに生産を行っている年間生産量1,000万リットル以下のビール会社が、特別消費税を納めて赤字になっている場合、特別消費税の減税審査を受けることができることになっている。減税率は納税によって発生する赤字分に相当する額とされている。減税審査の期間は1999年1月1日から5年間以内に限られる。
(Nguoi Lao Dong 1月21日, P.7)
2002年の市民による預金額は8兆6,000万ドン
国家銀行ホーチミン市支店によると、2002年の市民による銀行預金額は8兆6,000億ドン(約5億7,300万ドル)に達し、このうちベトナムドンによる預金が大きな割合を占めているとのことだ。2002年末時点における市民によるホーチミン市の銀行への預金・有価証券購入総額は39兆1,000億ドン(約26億ドル)に上り、2001年末時点と比べて28%の増加となった。このうち、ベトナムドンによる預金額は40%増となったのに対し、米ドルによる預金はわずか19.4%の増加に留まった。ベトナムドンによる預金の増加率が米ドルを上回ったのは2001年(ベトナムドンによる預金は22%増・米ドルは10.8%増)に続きこれが2回目となった。
仮に米ドルの為替相場および利率に大きな変動がなければ、2003年もベトナムドンによる預金が増加する傾向が続くことになるだろう。現在ベトナムドンによる貯金の利率は米ドルによる貯金の3倍以上になっており、ベトナムドンの米ドルに対する為替レート下げ率が年間2%に収まっていることから、ベトナムドンによる貯金のほうが依然として利益が高い。
(Tuoi Tre 1月21日, P.11)
白砂7,000トンを日本向けに輸出
1月19日午後、日本向けに輸出される7,000トンの白砂を運搬するために、貨物船Oceanbrade号(パナマ船籍)がDung
Quat港に入港した。これらの白砂は、ベトナム貿易サービス・投資会社(Vicosimex)中部支店とある日本の会社間において、ガラス製品生産用として輸出契約が交わされたものだ。
Quang Ngai港湾事務局によると、日本向けに白砂が輸出されるのは今回が2度目になるということだ。前回は、2002年10月にVicosimex社が約6,000トンを輸出している。
(Tuoi Tre 1月21日, P.2)
***** 統計情報 *****
工業団地・輸出加工区に進出する国内投資が増加
昨年、ホーチミン市にある各工業団地・輸出加工区に進出した国内投資プロジェクトは、2001年比202%増の4兆6,391億5,000万ドル(約3億243万ドル)に上り、各工業団地・輸出加工区に進出した外国投資プロジェクトの投資額を8,500万ドル上回る結果となった。このような大幅な増加は、事業法施行から3年間において初めてのことだ。
国内投資プロジェクトの3分の2が民間セクターで、うち26件は越僑が投資主となっている。また国内投資プロジェクトの平均投資額は382億6,000万ドン(約250万ドル)で、これに対し外国投資プロジェクトの平均投資額は150万ドルに留まっている。このうち、投資額が最も高いプロジェクトは、セメント生産プロジェクトの6,000億ドン(約4,000万ドル)となっている。
ホーチミン市人民委員会により承認された同市各工業団地・輸出加工区の2003年の開発目標は、サービス品質向上とインフラ整備を整えること(下水処理・交通インフラ・通信・寄宿舎および保健所建設など)となっている。このうち環境保護と下水処理に関する問題が最も重要視されている。
(Sai Gon Giai Phong 1月18日,P.1)
海外旅行に出かけるベトナム人客が増加
ホーチミン市観光局によると、2002年には5万560人のベトナム人客が同市の各旅行会社による海外旅行ツアーに参加し、前年同期比で31.5%増となったということだ。ベトナム人観光客に最も人気のある観光地はタイで、これに中国・シンガポール・マレーシアなどが続いている。
(Sai Gon Giai Phong 1月21日, P.3)
***** 一口ニュース *****
多額の脱税が発覚したNokiaブランド携帯電話正式販売代理店のDong
Nam社の社員200人が給料およびボーナス未払いとして会社側を訴える
(Tuoi Tre 1月18日,P.3)
ベトナム登録検査局によると、2002年末時点で全国で通行している自動車台数は42万9,163台で、うちホーチミン市は11万5,000台
(Nguoi Lao Dong 1月18日,P.5)
ベトナム船舶工業総公社所属Bach Dang造船所が造船分野では初のISO 9001を取得
(Lao Dong 1月20日,P.3)
ホーチミン市人民委員会は、市内の再居住プログラム向け団地設計モデルコンテストを実施予定
(Phap Luat 1月20日,P.1)
水産省と国連食糧農業機関(FAO)はハノイで1月17日、メコンデルタで天災の被害を受けた貧困者の緊急支援プロジェクトに26万6,000ドルを無償援助する契約に署名
(Nguoi Lao Dong 1月20日,P.3)
1月13日付け政府公文書48号によると、1月1日から公務用自動車を購入する各行政機関に対し、国内組立・生産自動車購入の義務付けを解除
(Phap Luat 1月20日,P.1)
テト(旧正月)にあたる2月1日の0時から15分間、ハノイ市では新年を祝して5カ所(ハノイ郵便局前・新ハノイ新聞社前・Ly
Tu Trongフラワーガーデン・レーニン公園・Ngoc
Khanh湖)で花火を打ち上げ
(Dau Tu 1月20日,P.3)
社会保険定款の一部修正・補足政令01号(2003年1月1日より発効)に基づくと、妊娠している女性労働者が出産のために規定に基づく休暇を取る際に、第3子にも社会保険による妊娠・出産補助金が支給(以前は第1・2子にしか補助金が支給されていなかった)されることに
(Phap Luat 1月20日, P.2)
税務総局によると、税金還付申請書類に添付する外国との契約書として、英語により締結されたもの(公証役場でベトナム語に翻訳したものを添付)も認める
(Phap Luat 1月20日, P.2)
ホーチミン市出版社は、法律家Phan Hong Linh氏の協力により“2002年度版・行政違反処理法令および施行指導文書の解説”を再版
(Phap Luat 1月20日, P.2)
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外国為替相場 (Viet Com Bank ホーチミン支店・1月21日現在) キャッシュ USD/ドン 15,423 |
***** 事件・出来事 *****
Tan Son Nhat空港での手続き改善が必要
ホーチミン市CaravellホテルのPham Thanh Ha副支配人によると、同ホテルのある外国人利用客がTan
Son Nhat空港で諸手続きに3時間を費やしたと嘆いているのを聞いたという。彼らによると、ベトナムは“安全でフレンドリーな観光地”だと聞いたので、タイからベトナム旅行に変更したが、Tan
Son Nhat空港で、彼らは自分の選択を後悔したという。
Tan Son Nhat空港出入国公安によると、過去2年間で空港の手続き業務は大幅に改善されて実際のところ数分で手続きが完了しており、各国の空港と同じレベルだという。利用客が長時間待たなければならないのは、最近急激に観光客が増加したにもかかわらず、職員を増員していないためだ。最も込み合う時期で2,000人が利用するのに対し、手続きカウンターは12カ所しかないため、利用客が長時間待たされるのが普通のことになってしまっている。このような状況を改善するために、Tan
Son Nhat空港出入国公安は4月末までに職員を増員する予定だと述べている。
(Tuoi Tre 1月17日,P.3)
Phu My 3電力発電所建設現場で労働災害発生
1月15日午後17時20分、Ba Ria‐Vung Tau省Tan
Thanh県Phu My 第1工業団地内Phu My 3電力発電所建設現場で痛ましい労働災害が発生した。イギリス人専門家1人が死亡、ベトナム人労働者7人が重症、その他多くのベトナム人労働者が負傷した。現在、世界的に有名なある労働災害調査会社が同現場の調査にあたっている。当初の情報によると、重量300トンの変圧器を設置していたところ、クレーンのケーブル線が切れ、変圧器が倒れてしまった。ドイツのSiemensグループに所属するイギリス人専門家Earnie
Robsonさん(51歳)が変圧器の下敷になってしまった。Siemensグループは、Phu
My 3発電所BOTプログラムにおけるベトナム側サブコンストラクターの安全検査および組立工事運営プログラムのメインコンストラクターだ。Phu
My 3発電所BOTプログラムは、BPグループ(イギリス)・Sembcorp(シンガポール)・九州電力および日商岩井の連合体(日本)による投資総額4億1,300万ドルのプロジェクトとなっている。
(Nguoi Lao Dong 1月16日,P.10/Nguoi Lao Dong
1月17日,P.10)
ベトナムで初めてジュニアパイロット育成
ベトナム航空学校のNguyen Van Nghia校長によると、ベトナムで初めてジュニアパイロットの育成を年内に行う予定だ。それによると、Can
Tho省Tra Noc空港で15人を育成する。訓練を受けたジュニアパイロットは、フランスTB‐20機操縦指導国際証明書を取得する。育成期間は2年間で、1人当たりの経費は約7万ドルとなっている。
(Tuoi Tre 1月18日,P.2)
ベトナム商標クリエーティブプログラムを開始
ベトナム青年連合協会はハノイで1月17日、Thanh Nien(青年)新聞とTrung Nguyenコーヒー社の共催で“ベトナム商標クリエーティブプログラム”を開始した。同プログラムは、ベトナム商標の宣伝・ベトナム企業や製品のウェブサイト制作・商標コンテストの開催などを目的とし、9月末まで実施される予定だ。
工業所有権局のデータによると、同機関は10万以上の商標に所有権保護証明書を発給しているが、うちベトナム企業によるものはわずか1,600件に留まっている。
(Nguoi Lao Dong 1月19日,P.11)
Vinatexが全国に販売代理店をオープン予定
ベトナム繊維総公社(Vinatex)は1月19日、国内製品を展示するためのテキスタイルファッションゾーン(ホーチミン市4区Nguyen
Tat Thanh通り300A‐B番地)をオープンした。Vinatexは年内に全国61の各省・市において販売代理店をオープンさせる予定だ。
昨年のVinatexの売上高は10兆ドン(約6億6,600万ドル)で、繊維部門全体の30%を占めた。
(Nguoi Lao Dong 1月20日,P.7)
ホーチミン市で最大の冷凍倉庫がオープン
輸出用加工農水産物冷凍倉庫リースを行っているHoang Lai有限会社が1月18日、ホーチミン市Thu
Duc区で1万トンを収用できる冷凍倉庫をオープンした。これで2つ目となるHoang
Lai有限会社の冷凍倉庫は、ISO 9001:2002を取得している。
同社のTran Van Lai社長によると、ホーチミン市で最大規模のこの冷凍倉庫は、日増しに高まる輸出の需要(特にアメリカ向け)とベトナムのASEAN自由貿易地域(AFTA)への加盟準備に対応するためだと述べている。
水産物製品の1日のリース料は1トン当たり90セントとなっている。同倉庫はオープンしたにもかかわらず、すでに20社(1,000トン)がリースしている。また昨年の同社の売上は400億ドン(約266万ドル)に上った。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam 1月20日,P.4)
Kien Giang省とPhu Quoc島を結ぶ高速フェリー運航
Kien Giang省Rach Gia港で1月18日、Kien Giang高速フェリー有限会社はKien
Giang省とPhu Quoc島を結ぶ高速フェリーを初運航した。
高速フェリーSuperdongは、昨年マレーシアで建造された。Kien
Giang省からPhu Quoc島までの所要時間は3時間で、従来のフェリー所要時間の2分の1となっている。
片道運賃はベトナム人が大人11万5,000ドン(約7.6ドル)・児童6万ドン(約4ドル)、外国人は14万5,000ドン(約9.6ドル)・9万ドン(約6ドル)となっている。さらに同社はまもなくもう1隻の高速フェリー運航も開始する予定だ。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam 1月20日,P.1)
Galileoチケット予約販売システムの運用を開始
ホーチミン市で1月14日、アメリカのGalileoグループは航空券・ホテル・ツアー・交通手段の予約およびチケット販売システムの運用を正式にスタートさせた。Pacific
Airlinesは、全世界の市場に向けた自社の国内・国際線チケット販売を展開するため、同グループのチケット予約販売システムへの参加に合意する契約書にサインをした。すでに両社は、Pacific社の全商品をGalileoシステムに組み込むために必要な技術面での作業を終えている。同グループのベトナムにおける事業は、ベトナムの航空・観光分野の発展に貢献することだろう。
(Lao Dong 1月15日, ホーチミン市版)
Dong Nam社、3年間で810億ドンの脱税
ホーチミン市公安は1月10日までに、Dong Nam有限会社(ベトナムにおけるNokia携帯電話の正式販売代理店)から押収したコンピューター上のデータに関する基礎調査を終えた。これらのデータから、同社が2000年から2002年にかけての3年間に、輸入税および付加価値税を約810億ドン(約540万ドル)も脱税していたことが分かった。また、同市公安は押収した資料・支払い証明書類などから、同社が脱税目的で二重帳簿を使用していた証拠も掴んだ。同社の腕時計販売部門だけでも、二重帳簿の使用により500億ドン(約333万ドル)以上の所得隠しを行っていたことが明らかになった。
同日、公安調査警察は同社のNgo Van Toan経理部長の起訴に関する書類を送検し、同容疑者を自宅拘禁処分とした。
(Sai Gon Giai Phong 1月11日, P.2)
3日間で1,200本以上の密輸洋酒を押収
1月11日から13日にかけての3日間、ホーチミン市市場管理隊は1区で営業している洋酒販売店の検査を実施し、X.O・Remi
Martin・Johnnie Walkerなど500本近くの密輸洋酒を押収した。この検査の結果、ほとんどの店舗で密輸品、インボイス・領収書のない商品、出処の不明な商品の存在が認められた。また、ほとんどの店舗には偽造した正規輸入証明シールが貼付された商品、または同シールが貼付されていない商品が置かれていることも発見された。
今回の調査では、こうした酒類販売店だけでなくクラブやバーでも密輸した酒類を客に提供していることが分かった。同市Phu Nhuan区Nguyen Van Troi通り261番地のNhac
Tre No.1(ヤングミュージック・ナンバーワン)クラブでは、インボイス・領収書のない洋酒439本および偽造した正規輸入証明シールが貼付された商品が見つかった。関連当局の立ち入り検査を受けた際、同クラブの店長はスタッフに密輸洋酒の栓を抜かせ客が持ち込んでキープしているかのように見せかけたり、密輸品と関連のある領収書を破棄したりして証拠隠滅を図った。同様に1区Nguyen
Hue通り131番地にあるカフェバー“131”でもインボイスや領収書のない洋酒400本近く、外国製タバコ20カートン以上および中国製の線香花火が発見された。
(Lao Dong 1月15日, P.3)
Vietnam Suzuki社が新車Suzuki Smashを発売
テト(旧正月)間近に、Vietnam Suzuki社は最新モデルバイクSuzuki
Smash(110cc・ボディーカラー3色)を市場に投入する。価格は競争力のある1,830万ドン(約1,220ドル・付加価値税を含む)に設定される見込みとなっている。デザインはスポーツタイプで、燃料タンクは4.5リットル、環境汚染を減らすために排気ガス規制技術が適用されている。
2002年には、Suzuki社のオートバイ販売台数は前年同期比50%増となり、売上高は7,000万ドルに達した。現在、同社はBien
Hoa工業団地にエンジン部品製造工場を建設中で、予定では2003年3月に生産を開始することになっている。
(Sai Gon Giai Phong 1月21日, P.3)
***** コラム *****
参らすれば賜わる
企業と労働者の関係は常に微妙で、非常に矛盾を生じやすいものだ。当然のことながら、どの企業も工員との間に矛盾が発生することは害になるだけだということを理解しており、そうなることを望んでいない。にもかかわらず、依然としてストライキが多く発生しているのはなぜだろうか?ここでは、企業管理者の視点から企業と工員の関係について考えて見ることにしよう。
成功する企業は経営に関すること以外にも、常に工員が会社を理解し・困難を分かち合い・会社と共に目的を達成しようと考えるようになるにはどうすればいいかといったことに関心を持っている。彼らの秘訣は実に簡単なものだ。
Sai Gon 3縫製株式会社所属の第5縫製企業で最も労働効率が高いのは、ある若い女性工員だ。彼女は毎日幼い子供2人を学校に送り迎えしている。しかし、下校の時間は彼女の勤務時間とぶつかってしまう。仕事を途中で投げ出すわけにはいかないし、子供をほったらかしにするわけにもいかない。
同社の重役会は女性工員の事情を知って、彼女が毎日1時間休んで私用を済ませ、その後で会社に戻って働くことを許可する決定を下した。
Sai Gon 3では約2,500人の工員が働いており、そのほとんどが女性工員だが、上記の女性は特別なケースに過ぎない。しかし、Pham
Xuan Hong氏がこのような話をしたのは、企業が工員の困難に同感を示せば、彼らが会社のために全力を尽くして働くということを証明したかったからだ。
ここ数年、特に外資系の縫製・履物会社で工員のストライキが多く発生している。原因のほとんどは、残業と労働者の権利に関する問題に関することだ。当然のことながら、どの会社も工員と良い関係を築くことを願っており、損害を引き起こすような緊迫した事態を避けたいと考えている。
事業主たちによると、輸出向け縫製・履物分野においては、残業は避けられないことだという。しかし、どのようにすれば工員たちが喜んで残業するようになるか?Hong氏の話によると「経験は誰でも持っていますが、何かを実現するためには、企業と物質・精神的に分かち合うといった労働者の同感が必要になります」ということだ。
Hoan Cau縫製会社のDang Thi Ngoc Tuy社長も、Hong氏と同じような考えを持っている。Tuy社長によると「事業主が労働者に対して心をもって接すれば、あらゆる困難を解決することができます」とのことだ。彼女は“人を利することは実に己を利する根基なり”といった観念を持っており、工員の権利を軽視して企業の利益ばかりに関心を持つことはできないという。
The Hoa紡績・縫製会社のDinh Thi Phuong Phi社長は「工員の生活を保証することこそが、企業を安定させ日々発展させるための条件になります。工員の収入が十分で安定すれば、彼らは品質の高い製品を生産することに集中できるようになり、その結果として市場における企業の信用がアップすることになります」と話す。このような観念により、The
Hoa社では給与・賞与制度、医療・社会保険への加入が保証されている他に、病気や結婚などの際における工員への補助制度も設けられている。また、同社は労働者に良い労働環境を作り出すことにも関心を持っている。
どの企業においても、一部の破壊分子がいることは避けられない。Sai Gon 3縫製会社やHoan Cau社も例外ではなく、一部の者が故意に混乱を引き起こしたり、工員たちを煽動したりしたことが何度かあった。しかし、工員たちとの信頼関係のおかげで、破壊分子たちは目的を達することはできなかった。
Pham Xuan Hong氏によると、ベトナムに進出した外国投資家は工員との関係について豊富な経験を持っており、ベトナムの同業者よりも上手くやっているところもあるという。しかし、多くの外資系会社で争議が発生し続けているのはなぜだろうか?
合弁会社で副社長をしたことのある人たちによると、外国人専門家と工員が言葉の違いにより理解し合えないといった具合に、争議の原因は非常に小さなことである場合が多いという。某氏によると「お互いに相手が自分を罵倒していると勘違いするという小さなことが原因だったのですが、自分を抑えきれなくなりもう少しのところで殴り合いにまで発展してしまうところを仲裁したことがあります」ということだ。
多くの争議は、外国人専門家がベトナム人工員の働き方に耐え切れなくなったところから発生している。Dang Thi Ngoc Tuy女史によると、Hoan Cau縫製社にはある韓国人専門家が出入りしているが、彼は単に顧客側の駐在員に過ぎず、Hoan
Cau社において何らの権限も持っていないにもかかわらず、毎回工場を訪れた際に工員が仕事に集中していなかったり、生産ラインの組織が不合理的あったりするのを見ると、彼は怒り出してTuy女史を非難するということだ。
残業を利用して、相応の賃金を支払わず工員に無理な仕事をさせている会社が中にはある。しかし、ホーチミン市衣料産業協会会長としての立場から、Pham Xuan Hong氏はそのような企業は少ないと断定する。ベトナム・外国を含むほとんどの企業は、長期的にビジネスを続けたいと考えており、仮に工員の同感を得られなければ強固な経営は難しいということを理解している。
企業と工員の関係において、マスコミは非常に重要な役割を持っている。Hong氏は、一部の新聞による衣料産業分野に関する情報の伝え方に満足していない。彼の話では「工員に対する酷い対処のケースは多くはないにもかかわらず、マスコミが大袈裟に書き立てるので、衣料産業分野に関する世論が悪くなっています」ということだ。
Pham Xuan Hong氏は「マスコミが企業側に反論の余地も与えないといった妥当性のないニュースを流すことが多いので、私たちは非常に孤独に感じています」と話していた。
(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon 1月9日, P.14 / P.15)