
通巻第 604 号
2003年1月24日(金曜日)
***** 政治・経済 *****
在米ベトナム通商部がウェブサイトを開設
在米ベトナム通商部がインターネット上でウェブサイト(http://www.vietnamtrade.org) の公開を開始した。同ウェブサイトはアメリカの各企業にベトナムの経済状況や経営・投資環境について紹介することを目的に開設されており、ベトナムの政策方針や法文書、特に外国企業の経済活動に関する規定を紹介するとともに、ベトナムの経済発展の業績・主力輸出商品についても紹介している。また同ウェブサイトは、ベトナムの企業をアメリカにおける潜在力あるパートナーに紹介することも目指している。
在米ベトナム通商部は、同ホームページを通してベトナムの企業が、十分な潜在能力を持つものの落とし穴も少なくないアメリカの市場を理解し、商品展開の新たな市場を見つける上で活用できることを期待している。
(Thanh Nien 1月18日,P.2)
正規輸入シール貼付義務のある17品目を集中検査
1月17日、ホーチミン市人民委員会はテト期間中の密輸・禁制品取締り業務指導書01/KH-UB号の実施計画について発表した。これによると、各関連当局は正規輸入シール貼付義務のある輸入商品17品目、特に酒・電子機器・冷却機器・タバコ・織物・医薬品について集中検査を行う予定となっている。同検査の実施場所はLang
Son・Lao Cai・Quang Ninh・Hai Phong・Quang Tri・Nghe
Anなどの各県からHa Noiに至る各ルート(鉄道・空路・郵送ルート全てを含む)
、各港の倉庫・駅・商業地区・卸売市場および過去に前科があり再犯の恐れがある大規模販売店となっている。
(Thanh Nien 1月18日,P.2)
Dak Lak省、32万9,000トンのコーヒー輸出
昨年のDak Lak省の貿易額は、2001年の68%に相当する1億7,000万ドルで、年間計画の77.3%に達した。このうち、商業および観光分野によるものは前年比13%増の2,600万ドルに上った。
Dak Lak省の主要輸出品は依然としてコーヒーで、昨年は32万9,000トンを輸出した。
コーヒー価格は1kg当たり6,000ドンから8,000ドンに緩やかに上昇し、2002年第4四半期には同9,000〜1万5,000ドンを維持した。昨年の同じ時期には、コーヒー価格はわずか同4,000〜4,500ドンと安値だったため、多くのコーヒー栽培農家は収穫後、コーヒーの木を伐採したり、手入れをしなかった。このため、コーヒー収穫量が大幅に減少した。
(Thuong Mai 1月16日,P.2)
ホーチミン市12区でまもなくハイテク農業区建設着工
ホーチミン市農業農村開発局によると、今年初めから同市12区Trung My Tay街区でハイテク農業区(面積28
ha)の建設を着工するという。ハイテク農業区では、水耕栽培や植物組織培養など最新技術が応用される。さらに同市は、Cu
Chi県にもハイテク農業区(同100 ha)の建設を予定している。
(Lao Dong 1月21日,P.3)
Dung Quat工業団地に投資プロジェクト18件が進出予定
Dung Quat工業団地管理委員会によると、同工業団地は年内に石油化学・観光サービス・倉庫・港湾・農林水産物加工・建築資材・紡績など18件のプロジェクトに投資許可書を発給する予定だという。投資許可書発給が予定されている一部の大規模プロジェクトは、黒炭生産工場(年間生産量5万トン・投資額4,500万ドル)、ポリプロピレン生産工場(同14万5,000トン・1億5,500万ドル)などで、18件の投資総額は約3億3,000万ドルと1兆1,000億ドン(約7,333万ドル)となっている。
(Sai Gon Giai Phong 1月22日,P.2)
過去10年間におけるODA実行額が110億ドル
計画投資省によると、昨年における政府開発援助(ODA)実行額は15億2,700万ドルで、うち借款が約12億700万ドル、無償援助が約3億2,000万ドルとなった。これは年間計画の85%に留まったものの、2001年より約2,700万ドル増加した。国際援助組織が対ベトナムODA供与を正式に開始した1993年からこれまでにベトナムにおけるODA実行総額は110億ドルに上っている。
しかし、過去10年間における援助家コンサルティンググループ定例会議によるODA供与合意総額は224億4,000万ドル(これには経済改革プログラム向け援助は含まれていない)で、実行割合は49.2%となっている。
(Dau Tu 1月22日,P.1)
重要農作物10の区画戦略
農業農村開発省は、同分野の区画戦略を明らかにした。それによると、年内に市・省レベル、2004年までに県レベル、2005年までに村レベルの区画整理を完成させる。集中的に開発する10の農作物は次の通り。米の作付面積を380万〜400万haに安定させ、うち130万haに輸出用高級米を作付けする。コーヒーの栽培面積を45万〜50万haに調整する。ゴムの栽培面積は40万〜43万haで、主に東南部とTay
Nguyen高原地域に集中する。胡椒は輸出用胡椒の生産量を安定させるために、集約農地面積を45万haに拡大する。カシューナッツは、35万haの集約農業に集中する。Lam
Dong省および北部内陸部での茶栽培面積を10万〜12万haに安定させる。工業綿花の栽培面積を調整し、東南部・南中部沿岸・Tay
Nguyen高原地域での栽培に集中する。輸入トウモロコシに代替できるよう、Tay
Nguyen高原・東南部・北部山岳地域内陸部でのトウモロコシの栽培面積を120万haに拡大する。肉牛550万頭と乳牛10万頭を開発する。豚を2,900万匹に増加させ、輸出向け家畜飼育地域を作り出す。
ベトナムの世界経済への参入に適合するために、農業農村開発省は上記の区画戦略実施にあたり6つの規準を掲げている。それによると▽品質や生産量など市場の動向による作用を慎重に考慮すること、▽企業および農民のことを考慮した区画整理を行うこと、▽長期および強固な発展を保証すること、▽投資政策に沿っていること、▽区画整理における各地域の強みを確定すること、▽科学技術を応用すること、となっている。
(Nguoi Lao Dong 1月21日,P.7)
皮革・履物分野の挑戦
昨年の皮革・履物分野は2001年より発展が見られ、輸出額が20億ドルに達した。同分野は今年の輸出目標額を21億5,000万ドルと控えめに設定している。しかし、これを達するのは容易ではない。国内皮革・履物メーカーは資金不足で、いまだに時代遅れの機械設備を使用しているのが実状だ。このため価格的にも品質的にも外国市場での競争に不利となっている。またベトナム皮革・履物分野は海外に代表事務所を開設しておらず、このため市場の需要を把握することができないでいる。さらに原料の80%を輸入に頼っていることも問題の1つだ。
今年の輸出目標額を達成するために、同分野は実績のある欧州連合(EU)と日本市場向け輸出を維持するとともに、アメリカ市場参入のためにSA.8000基準に基づいた管理を行うことが必要だ。さらに品質向上および価格引き下げを目指し、最新設備導入への投資も必要となる。
(Sai Gon Giai Phong 1月21日,P.2)
外資財政会社設立に関する通知が公布
ベトナム国家銀行は、外資系財政会社の設立に関する通知06/2002/TT‐NHNN号を公布した。それによると、ベトナムで財政会社設立を希望する100%外資企業または合弁企業は、法定資本金が500万ドルであることが条件だ。これに加え100%外資財政会社は、自国の審査機関により銀行・財政活動の実施およびベトナムでの活動の許可を承認されなければならない。
また上記以外の外国企業・株式財政会社・各信用機関所属財政会社の法定資本金は500億ドン(約330万ドル)となっている。
(Thoi Bao Tai Chinh Viet Nam 1月20日,P.9)
今年、20万トンの砂糖を輸出
ベトナム砂糖きび・砂糖協会によると、今年の砂糖生産量は国内需要を30万トン上回る120万トンに達する見通しだ。砂糖きび生産業者は、今年20万トンの砂糖輸出案を実施することに同意している。同協会によると、1kg当たり3,870ドンを維持できると、輸出価格は6,260億ドン(約4,173万ドル)に達する見通しだ。
(Nguoi Lao Dong 1月22日,P.7)
ベトナムの胡椒輸出量は世界1位
商務省によると、現在ベトナムの胡椒輸出量は世界における胡椒輸出量の40%を占めており、インドを抜いて世界第1位の胡椒輸出国となっているということだ。2003年の胡椒輸出量は2002年の3%増となる8万トン、輸出額は同8%増の1億2,000万ドルに達する見通しとなっている。しかし同省によれば、インドやインドネシアといった主要胡椒輸出国における水不足から2003年の世界の胡椒生産量は約7%減となることが予測されていること、また農業農村開発省からの報告により胡椒の世界市場が飽和状態にあるとのことから、ベトナムは2003年も胡椒栽培面積を3万5,000
haのままに維持する方針だ。
コーヒー同様、胡椒に関しても市場に関する支障はないが、農業農村開発省によると輸出量に歯止めをかけなければ価格の回復は困難となり輸出の効果も落ちるということだ。輸出効果を高めるための主な解決策は、製品の均質化・品質を保証するために品種・技術改良を推進し、胡椒収穫後のプロセスへの投資を奨励することだ。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam 1月18日, P.2)
***** 統計情報 *****
テトを前にスーパーや市場での購買力が増加
テト(旧正月)を前に、一部のスーパーマーケットや市場の利用客が大幅に増加している。例えば、Co-opmart
Dien Tien Hoang支店では1月19日、利用客が延べ3万人に上り、売上が前年同期比40%増の16億ドン(約10万6,600ドル)に達した。同様にCo-opmart
Ngyen Dinh Chieu支店でも、延べ3万5,000人、売上高が同30%増の18億ドン(約12万 ドル)に上った。またテト用贈答品(ラッピングも含む)の注文も前年同期より増加している。Co-opmart
Nguyen Dinh Chieu支店では、すでに1万件のテト用贈答品の注文を受けているが、現在も注文が相次いでいる。
またBen Thanh・An Dong・Ba Chieu・Binh Tay・Tan
Binh各市場を訪れる国内外利用客も増加している。
(Sai Gon Giai Phong 1月21日,P.4)
ベトナムの医薬品消費量は東南アジアで最下位
ベトナム医薬品管理局によると、2002年のベトナムにおける1人当たりの平均医薬品消費額は約6.2ドルに留まり、前年度とほぼ変わらない結果となった。医薬品生産・経営協会のLe
Van Truyen会長によれば、この額は東南アジアで最も少ない値となっているという。現在、東南アジアにおける1人当たりの平均医薬品消費額は30ドル・世界では40ドル・アメリカおよび欧州諸国では220ドルとなっている。
現在ベトナムの医薬品市場では4,000種類の外国製品・6,000種類の国内製品が流通しているが、タイでは10年前に現在のベトナム市場における医薬品数の3倍に相当する3万種類の医薬品が流通していた。Truyen会長は2010年までの医薬品分野発展戦略として、1人当たりの薬品消費額を12ドルに上げることを目標に掲げている。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam 1月18日, P.2)
***** 一口ニュース *****
ベトナム商務省・ベトナム商工会議所と中国広西僮族自治区人民委員会は、3月27日から30日まで広西で、第2回中国‐ベトナム経済協力・商業見本市を開催
(Thuong Mai 1月16日,P.2)
フランスのDominique Perben法務大臣がベトナム政府に対し、現在自宅拘禁中のNokiaブランド携帯電話正式販売代理店であるDong
Nam社のNguyen Gia Thieu(フランス越僑)に越仏協定における保護を適用するよう要請
(Nguoi Lao Dong 1月21日,P.3)
アメリカのiExplore国際旅行会社の報告によると、2002年のトップ10渡航先としてベトナムが9位にランクイン
(Tuoi Tre 1月22日,P.1)
ホーチミン市木材加工工芸品協会(HAWA)は1月20日、同分野のデザイン開発を目的とした“2002年梅の花コンテスト”を実施
(Nguoi Lao Dong 1月22日,P.7)
Vu Khoan副首相はハノイで1月17日、国際通貨基金(IMF)・世界銀行(WB)・アジア開発銀行(ADB)との関係回復10周年を記念し、これらの代表と接見
(Tuoi Tre 1月21日,P.16)
ホーチミン市計画投資局によると、昨年経営投資許可書を取り消された企業は170社、“行方不明”企業は473社に上る
(Thoi Bao Tai Chinh Viet Nam 1月20日,P.6)
1月19日、An Giang省My Thoi港で2,300トンの米を積んだジャカルタ行きのインドネシア船籍が強風のため、Can
Tho省Dinh An港付近で転覆したが、乗組員17人は無事に救出
(Nguoi Lao Dong 1月21日,P.4)
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外国為替相場 (Viet Com Bank ホーチミン支店・1月23日現在) キャッシュ USD/ドン 15,428 |
***** 入札情報 *****
□ Kien Giang省電力プロジェクト用各種資材・設備の納入入札
開催者: Kien Giang電力公社(Dien luc Kien Giang)
納入項目: Kien Giang省電力プロジェクト用各種資材・設備
書類入手期限:1月27日〜2月7日
問い合わせ先:Kien Giang電力公社電力網プロジェクト管理委員会
(68 Nguyen Hung Son, Vinh Thanh Van Ward,
Rach Gia Town, Kien Giang Province)
Tel: (84-77)868112 Fax:(84-77)876144
□ ゴミ収集車の納入入札
開催者: ホーチミン市都市環境公社(Cong ty Moi truong Do thi Tp.HCM)
納入項目: ゴミ収集車(14台)
書類入手期限:1月27日
書類提出期限:2月27日
問い合わせ先:ホーチミン市都市環境公社(42-44 Vo Thi Sau St., Dist. 1, HCMC)
Tel: (84-8)8203712 Fax:(84-8)296680
***** 事件・出来事 *****
水上バイクレンタル詐欺で傷害事件発生
Vung Tau市バックビーチで1月19日、傷害事件が発生した。ホーチミン市から海水浴に来ていたPham
Thanh Quangさんは、Tran Dai Phuocが運転する水上バイクをレンタルした。たった10分借りただけで、Phuocに30万ドン(約20ドル)を請求され、あきらかに騙されていると思ったQuangさんはPhuocの言うことをきかなかった。すると、周辺にいた人たちがQuangさんを殴った。さらにPhuocは、20cmのドライバーでQuangさんの背中を突き刺し、重症を負わせた。現在、地元警察が調査にあたっているが、Phuocは逃走している。
(Lao Dong 1月20日,P.7)
ベトナム航空が5つの国際便を開設
ベトナム航空は今年、新たに5つの国際便を開設する。それによると、ボンベイ(インド)、ジャカルタ(インドネシア)、上海(中国)、ベトナム‐ラオス‐カンボジアを結ぶ第2東洋縦断ライン、ハノイ‐シェムリアップとなっている。さらに日本・台湾・オーストラリア便を増便する予定だ。
(Tuoi Tre 1月20日,P.2)
HIV感染者が約6万人
保健省はハノイで1月17日、HIV治療援助における伝統医学応用研究科学セミナーを開催した。同席で保健省のPham
Manh Hung副大臣は、昨年末時点で発見されたHIV感染者は約6万人に上っていると報告した。
しかし、Hung副大臣によると、実際はHIV感染者は16万人で、今年年末には17万人に上るだろうと予測している。またHIVに感染している妊婦が増加している。ホーチミン市のHIV感染者は全国の20%を占めている。
(Tuoi Tre 1月20日,P.2)
テトに欠くことができない五果盆
テト(旧正月)が近づくと、どこの家庭でも祭壇に果物を盛った皿を置く。これは五果盆と呼ばれ、家庭の経済状況によって大小さまざまだが、バナナ・パパイヤ・シュガーアップル・ミカンなど、7つも8つもの果物が乗っている。それでも人々は五果盆と呼ぶ。
昔からベトナム人は5を好んだ。古代人の観念によると、宇宙には5つの惑星があり、人体は五臓六腑からなり、手足の指は5本ある、といった具合だ。このため五果盆という名前がついたのだろう。昔は漆塗りの盆が使われていたが、今では多くの家庭で盆ではなく皿に果物が盛られている。
果物の盛り方も実に器用だ。まずバナナの房を置く(緑色がかった若いバナナで、長くて長さが揃っているものを買うこと)。バナナの上にはパパイヤまたはザボンを置いて、ミカン・鶏卵・柿を周囲に盛る。これは人々の願いである豊かさを表している。果物の茎に青々とした葉がついていると、そのまま付けておくと見た目もきれいだ。果物にはそれぞれの意味がある。例えばバナナの房は、手に似ているため助け合いを意味する。丸々としたパパイヤは甘くて、暖衣飽食を約束する。ミカン・ポンカン・鶏卵・柿は成功の象徴だ。南部の一部では盛り付ける果物が異なる。シュガーアップル
(mang cau)・イチジク(sung)・西瓜(dua)・パパイヤ(du
du)・マンゴ(xoai)の5つだ。これはお金に困りませんようにと祈る気持ちを果物の名前で文字遊びしたものだ。
五果盆は祭壇に奉られ、色鮮やかな果物が新年を迎える空気に彩りを添える。新年を迎えた後、五果盆を家族揃って食すのも一家団欒のひとときだ。
桃の木・梅の木・金柑の鉢に加えて、この五果盆もベトナムのテトになくてはならないものだ。五果盆は、新年の抱負と活気溢れる生活を願うベトナム人の素晴らしい風習だ。
(Thuong Mai 新春号,P.9)
ホーチミン市の交通渋滞解消に9つの対策
ホーチミン市人民委員会は、2003年における市内交通渋滞解消対策プログラム実施計画を公布した。それによると、9つの対策からなっており、第1に個人所有交通手段の通行を制限する。関連当局は、運転免許証の検査を行う予定だ。さらに3月からは個人所有の各種交通手段制限に関する暫定的な規定を公布する。第2に各交通工事がスムーズにいくよう、交通違反を厳格に取り締まるとともに、交通安全秩序に関する教育事業を強化する。関連当局は2月から全国でラッシュアワー時における軽トラックの通行禁止を実施し、違反者を処罰する。第3に一部ロータリーの拡大工事を実施する。第4に平行する一方通行
道路の通行を調整する。第5に市内でのトラックの通行を制限する。第6に公共旅客運輸開発に投資を行う。第7に時間差通勤および通学を実施する(3月から実験開始の予定)。第8に重要交通工事の効果を高める。第9に監視および道路標識システムによる管理を強化する。
(Sai Gon Giai Phong 1月21日,P.1)
3回の交通違反で運転免許証を没収
ホーチミン市公安局陸路交通警察課のPham Van Thinh課長によると、もし変更がなければ公安省は2月初旬から交通違反に関する規定を実施するという。それによると、罰金20万ドン(約13ドル)の違反を犯した者は運転免許証(バイクも含む)にパンチが入れられる。パンチが3つになると(罰金3回)、交通警察はその運転免許証を没収する。運転免許証を没収された者は、新たに運転免許証取得試験を受けなければならない。
(Nguoi Lao Dong 1月21日,P.10)
***** コラム *****
“激安”喫茶店の少女たち
田舎から都会に出稼ぎにやって来た少女の振りをして、ホーチミン市のNhieu Loc水路沿いにある“激安”喫茶店を求職に訪れたところ、女主人は私を頭のてっぺんからつま先までじろじろ眺めた後で頷き「ここで働いたらテト(旧正月)明けまで休みはないからね」と話した。
彼女は「客を店の中に案内して、注文を聞いてテーブルに運ぶだけでいいわよ。もし気にいったら一緒に腰掛けておしゃべりでもしたらいいわ」と説明した。仕事時間は毎日7時から24時まで、昼には3時間の休憩があるという。私が給料について尋ねると、女主人はもう一度チラッと見てから「初任給は60万ドン(約40ドル)よ」と答えた。
店には私を含めて5人の少女がいたが、話をしているうちにそれぞれ給料に等級があることが分かった。女主人から“チビの上にブス”とされているHongという名の少女は、店の奥で忙しく動き回っており、最も多く働いているにもかかわらず給料はわずか30万ドン(約20ドル)だった。彼女より多少背の高いDiemという名の17歳の少女は、流行のファッションで身を包み、50万ドン(約33ドル)の給料をもらっていた。そして私はといえば、結構スタイルが良かったので、これに10万ドンが上乗せされていた。
店が込むのは朝方と夜だけで日中は客足がぱらぱらだったが、それでも私たちは店の前に腰掛けて客を引き寄せなければならなかった。少女たちは一定期間働くと、毎日同じ時間帯にやって来て、『アイスコーヒー』『ミルクコーヒー』『ホットコーヒー』などのあだ名がつけられた常連客を持つようになる。中年の客2人がやって来たので、同僚のKhanhという少女が愛想よく駆け出すと、客の1人が近づいて頬にキスをした。Khanhは、ミニスカート・厚底靴だけでなくスターのような鬘までつけて、ここ数日前に“モデルチェンジ”したばかりだった。
女主人は依然として従業員募集の掛札を吊るしたままにしていた。彼女は「ここで働き出して2〜3カ月もすると、真夜中に出かけて朝帰りするようになり、数日後には辞めてしまうのよね」と話していた。
5人の少女は、Ben Tre省・Quang Ngai省出身の者もいれば、最も遠いところでThanh
Hoa省出身の者もいるといったように、それぞれ故郷がバラバラだった。ここになって、Sai
Gonにはテト(旧正月)の雰囲気が漂い始め、彼女たちの誰もが田舎に仕送りするための金を稼ぎたいと願っていた。Hongの故郷はThanh
Hoa省で、この仕事に足を踏み入れたのは「他には何もできないから」だということだった。彼女の話によると「ここには知り合いを頼ってやって来て、工員の仕事を紹介してもらおうと思ったんだけれど、その人たちはもう引っ越してしまっていたのよ。田舎に帰ろうと思ってバス停に戻ったところで、ある男性にここを紹介されたっていうわけ。仕事にありついて、わずかだけど稼いだお金を兄弟たちの学費の足しとして両親に送れるようになったので嬉しいわ。今年のテトは田舎に帰れなくてさびしいけど、まだ仕事を始めたばかりなので仕方がないわね」ということだった。彼女は「もう少し背が高かったら、もっと給料が高くなるのにね。毎月30万ドンの給料じゃ、家族に仕送りする分を引いたら、ホーチミン市では何処にも遊びにいけないし、何も買えないでしょ」と話していた。
Diemはまだ17歳だったが、この仕事を始めてからすでに2年以上になるベテランだった。Diemの話によると、彼女が3歳の時に両親が離婚し、Diemは姉と一緒に祖母のところに預けられたということだった。成長すると2人は連れ立ってSai
Gonにやって来たが、今では姉の消息がわからなくなってしまったという。Diemは「テトが明けたら田舎に帰ってお婆ちゃんを訪ねる予定にしているの。そうしたら、姉さんを探し出す手がかりが見つかるかもしれないでしょ。田舎に帰るには一生懸命稼いでお金を貯めなければならないでしょ。帰省した時に書類を揃えて、今度Sai
Gonに出て来たらTan Binh区の縫製工場で工員として働きたいと思っているの。だってこんな仕事をいつまでもしていたら恥ずかしいでしょ」と話した。「どうして恥ずかしいの?」と聞くと、彼女は「ホーチミンに出て喫茶店で働いているなんてことを田舎の近所の人たちに知られたら、悪い目で見られるようになってしまうでしょ。それに、この仕事は安定しないしね。ここで働く前に、何度も店を転々としたわ」と答えた。彼女はさらに「手相を見てもらったら25歳までに一財産作れるって言われたけど、喫茶店のウエイトレスなんてやっていたら絶対に無理でしょ。暇な仕事だけど、一日中やっていたら飽きちゃうしね。工員の仕事なら規則正しい生活ができるでしょ」と続けた。Ben
Tre省出身で24歳のKhanhは「手に職のある旦那をもらって、私も勉強に行くようにすれば、夫婦で小さな商売ができるようになるでしょ」といった平凡な希望をもっていた。しかし、彼女は「もし誰か金持ちの愛人になって、両親に仕送りする金さえ出してくれればそれでもいいわ」とも話していた。
貧民窟のような屋根裏部屋(トイレの上に架設した狭苦しいスペースで、悪臭がする上に濡れた洗濯物がたくさん乾してあった)で彼女たちと夜を共にしたが、足を伸ばして寝ることさえもできず、どうしても寝付くことができなかった。その一方、“同僚”たちはまるで死んでいるかのようにぐっすりと眠っていた。私が休暇を願い出た日、夜寝る時になるといつも横で私の溜め息を聞かされていたKhanhは「田舎に帰っても、必ずまたここに戻ってくるって約束よ。こんなところでも頑張れば何とかなるって」と話した。
(Tuoi Tre 1月14日, P.8 / P.9)
罪過に囲まれた子供たち(前編)
現在ホーチミン市には、幼さや純粋さを奪い取られ・体を痛めつけられ・精神的な傷を負わされるといった境遇に置かれた、性的な虐待を受けている子供たちがいる。子供たちは強奪され・蹂躙され・虐待され、異常で凶悪な連中の“性の奴隷”にされてしまう。
私たちは、同性愛者に強姦された子供たちと接触するために、Thao Dan教育員に従ってAn Lac寺地区・9月23日公園などを回った。これらの子供たちは靴磨きをしていたが、他の場所で同じ仕事をしている子供たちのようなみすぼらしい身なりではなかった。私たちが接触した4人の子供たちはかなり見てくれの良い服装をしていたが、やせ細って肌も蒼白く、皮膚病のために潰瘍ができていた。最も印象的だったのは、14〜15歳といった実際の年齢と比べて子供たちが非常に老けて見えることだった。彼らの表情には、長い人生を経た人間だけにあるような暗く重苦しい影が漂っていた。ハノイThanh
Tri出身のNVKが物悲しそうに語るところによると「僕はバックパッカー地区のPham
Ngu Lao通りで靴磨きをして暮らしていて、たくさんの外国人たちと接触します。その中に50歳ぐらいのRobertという名前のアメリカ人がいて、よく僕を呼んで靴磨きをさせて倍の料金を払ってくれました。その後、彼は食事や遊びに連れて行ってくれたり、お金や服をくれたりしました。ある日遊びに行って食事をした後で、彼は僕をホテルの部屋に案内し、シャワーを浴びるようにと言いました。その時、僕は何も知らなかったので言われるままに浴室に入りました。浴室から出ると、彼は僕を強く抱きしめてベッドに寝かせました。僕は抵抗しましたが、彼は非常に体が大きくて…」ということだった。その後、そのアメリカ人はK.に100ドル札を渡したが、これで終わりにはならなかった。K.によると、その後もこのアメリカ人はK.を何度もホテルに強制的に連れ込み、これが帰国するまで続けられたという。K.は恥ずかしくて、誰にもこのことを打ち明けることができなかった。しかし暫くして、K.はこの地区で靴磨きをしている子供たちの多くが自分と同じような目に遭っていることを知った。今年12歳になるNVDのケースはさらに悲惨だ。あるドイツ国籍の異常者は、Dを誘惑してホーチミン市1区Dang
Dung通りにあるホテルに連れ込み、脅かして性的な虐待を加えた。彼はD.を脅して、4日間に渡り“サービス”を強制した。5日目になって、苦しみに耐えられなくなったD.は、何とか部屋から逃げ出して助けを求めた。Tan
Dinh街区公安が駆けつけ、この西洋人の調書を取りパスポートを没収したが、どのように処理されるかまだ分かっていない。この性的虐待事件の後、D.は怖くて仕方がなくなり、Thao
Danグループに助けを求めてやってきたのだった。事件からすでに2カ月経過しているが、過去の出来事を語る際、D.の顔には依然として恐怖の色が現れていた。
児童虐待をする輩のほとんどはベトナム観光にやって来た年配の外国人観光客で、外見は非常に親切で、不幸な子供たちを愛して手助けする人間に見える。彼らの被害者となるのはストリートチルドレンまたは貧困家庭の子供たちだ。養子にしてやる・金を与える・服をプレゼントする・遊びに連れて行くなどの手段を使って子供を誘い、チャンスを狙って性的虐待を加えるというのが、彼らの用いる常套手段となっている。Thao Dan教育員によると、性的虐待を受けた子供たちは、たいてい同性愛者相手の売春ルートに送られるとのことだ。異常者たちは子供たちを商品のようにしか見なしておらず、彼らは帰国する際またはその子供との関係に飽きてしまうと、友人や他の者に紹介することが多い。そうしているうちに、子供たちは自分からこの道に入って行くことになってしまう。ある少年は暫くすると靴磨きをするのが嫌になり、“客を取る”仕事に鞍替えしてしまった。この仕事を長く続けているうちに常連客を持つようになった子供もいるほどだ。今年17歳のNQT(7区在住)は、13歳の時に誘惑されて虐待を受けたが、今では西洋人同性愛者たちの間で一番人気となっており、いつも高い値段がつけられている。T.の話によると「僕は自分が良くないことをやっていることは分かっています。でも、生計を立てるためには他に方法がありません。靴を1足磨いても5,000ドンにしかならないでしょ。一日中歩き回ってサンダルの底を減らしても、3万ドンを稼ぎ出すのがやっとです。その一方、1時間にも満たない“仕事”で5万ドンから10万ドン稼ぐことができるだけでなく、食事まで奢ってもらえるんですからね」ということだった。さらにT.は、現在2人の常連客を持っていて、1日平均20万ドン(約13ドル)を稼ぐことができると教えてくれた。この金の代償として、彼らは子供らしさや純粋さを失ってしまうだけでなく、病気を患ったり麻薬に手を出してHIVに感染したりしてしまうこともある。
(Lao Dong 1月18日, P.6)