通巻第 607 号




2003年1月29日(水曜日)





***** 政治経済 *****





自動車の違法輸入取り調べを強化


 Nguyen Tan Dung副首相は違法輸入自動車の処理について正式に意見を述べた。同副首相は各関連機関に対し、政府首相による2002年6月7日付けの中古トラック違法輸入の処理に関する公文書3111/VPCP-V1号の指導を厳格に実施するよう呼びかけた。また財政省・交通運輸省・公安省に対し、各組織・個人の責任を明確にし、2003年1月中に政府首相に報告するため、違法輸入による中古トラックに対し通関・監査・流通登録の処理を厳正に行うことを呼びかけた。現在、財政省は税関に対し、税関手続きの際に中古トラックの輸入手続検査を強化するよう指導している。

(Dau Tu 117,P.3)






Honda Viet Nam社がバイク販売価格値上げ  


Honda Viet Nam社によると、同社は1月23日から3種類のバイク販売価格をそれぞれ191万ドン(約127ドル)ずつ値上げするという。それによると、Super Dreamが1,999万ドン(約1,333ドル)から2,190万ドン(約1,460ドル)に、Futureが2,499万ドン(約1,666 ドル)から2,690万ドン(約1,793ドル)に、Wave Alphaが1,099万ドン(約733ドル)から1,290万ドン(約860ドル)に値上がりする。

またHonda Viet Nam社は、今年5万台のバイクを輸出し、その後も輸出台数を増やす予定だという。昨年6月から12月末までに同社はWave Alphaを8,000台輸出した。

(Sai Gon Giai Phong 1月24日,P.6)






Unilever Viet Namが毎年30億ドンを社会発展活動に援助


Unilever Viet Namは現在、全国に4つの工場・300の販売特約店・10万以上の小売店を構えている。同社の2001‐2005年期計画によると、毎年30億ドン(約20万ドル)を社会発展活動に援助することを公約している。

また同社は、テト(旧正月)から3月末まで、洗濯洗剤Omoを購入すると豪華家電製品が当たるキャンペーンも行う。

(Dau Tu 1月24日,P.3)






MitsubishiがNghi Son製油連合区予備調査立案合意書を締結


ベトナム石油ガス総公社(PV)とMitsubishi Corporation(日本)は、Thanh Hoa省のNghi Son製油連合区プロジェクト予備調査立案合意書に署名した。さらにPVは、この合意書に対する技術コンサルティング契約をABB Lummus Global社(アメリカ)と交わした。Nghi Sonプロジェクト予備調査は、最新技術に基づきベトナムと中東の原油を処理する製油工場や原料の輸入・製品の輸出を行う港湾などが対象だ。同連合区の主な製品は高品質ガソリンや各種石油製品(LPG・灯油・90‐92‐95オクタンガソリンなど)となっている。

Nghi Son製油工場プロジェクトは、投資総額25億ドルの大規模プロジェクトで、予備調査は今年年末に完成する予定となっている。

(Lao Dong 1月24日,P.3)






ベトナムは東南アジアにおける経済成長の“スター”


経済情報組織(EIU)の報告に基づくと、今後5年間におけるアジア・太平洋地域の経済成長率は平均5.5%を維持し、世界のどの地域よりも急速に発展するだろうと予測されている。

最も人口が多い中国とインドは、アジア各国の中で最も経済活動が順調に発展すると予測されている。また今年の中国のGDP成長率は約8%、インドは大雨で農作物に悪影響が見られることからGDP成長率は約5.5%に留まることが予測される。しかし、来年以降はインドのGDP成長率は6〜7%に伸びることが予測される。

東南アジアに関しては、ベトナムは経済成長率7%を誇る“スター”だ。シンガポールとマレーシアはアメリカの輸入需要減少の打撃を受けたが、2004年は両国の経済成長率は4.5〜5%となることが予測される。またタイはGDP成長率が3.7%、インドネシアが3.4%となっている。

(Tuoi Tre 1月27日,P.16)






国内でもキャットフィッシュの売れ行き好調


An Giang水産物輸出入株式会社(Agifish)によると、この2カ月における国内でのキャットフィッシュ販売額が40億ドン(約26万6,000ドル)に達したという。今年のテト(旧正月)は、ホーチミン市をはじめとする南部各省だけでなく、ハノイにある大型スーパーマーケット全店で製品を販売する。AgifishuのNgo Phuoc Hau社長によると、同社の煮魚・揚げ春巻き・魚肉ソーセージなど加工食品は供給が追いつかないほどだという。

Agifishは今年、総売上高の約10%に相当する400億〜500億ドン(約266万〜333万ドル)の国内売上高達成を目標としている。

(Tuoi Tre 1月27日,P.11)






VTC通信株式会社の株が上場


ホーチミン市証券取引所は、VTC通信株式会社の株が証券市場で上場されたことを明らかにした。これにより上場株式は21銘柄となり、VTC通信株式会社の株式は2月12日から正式に取引されることになる。

VTCは、電気・電子・コンピューター・通信分野を専門とし、定款記載資本180億ドン(約120万ドル)で、ホーチミン市10区に本社を構えている。これで通信分野で活動している企業の株式上場は通信資材ケーブル株式会社(SAM)、ハノイ郵便建設株式会社(Hacisco)に次いで3社目となる。

(Tuoi Tre 1月27日,P.11)






Fujitsu Viet Nam社、ベトナムの投資環境を評価


 Fujitsu Viet Nam社のここ数年の輸出金額を見ると誰もが感服せずにはいられないことだろう。世界経済の悪化、とりわけ情報産業分野の不況が背景にあったにも関わらず、同社の2002年の輸出額は依然として3億ドルに達した(2000年は5億8,000ドル、2001年は3億4,000ドル)。同社のSyuzo Kawashima会長は「2003年は2002年より世界市場の状況が回復することでしょう。デジタルカメラ向けの新たな部品の生産によって2003年の輸出金額は2002年を上回ると思います」と自信を持って語った。また、同氏はベトナムでの投資環境について「他国のFujitsuについても言えることなのですが、ベトナム政府は投資家のことを理解しており私は大変良い印象を持っております。例えば地方自治体は私たちの工場の入り口に輸出商品を検査するための税関を敏速に設置してくれました。これは投資家の便宜を図った特別な措置だと思います。こうしたことを踏まえ、私たちはベトナムは口先だけでなく行動によって投資家を補助してくれるという評価を下しています」と語った。

(Thanh Nien 1月18日,P.4)






機械・設備・資材の証明書取得費に新規定を導入


 財政省により発表された機械・設備・資材の品質および技術安全保証書の発給手続き料に関する規定によると、2003125日から▽エスカレーターに対する検査料は該当商品1件につき200万ドン(133ドル)、▽階数が10階未満のエレベーターは同150万ドン(100ドル)、▽階数が10階以上のエレベーターは同250万ドン(167ドル)、▽リフトの品質については出力によって50400万ドン(33267ドル)、▽工事用クレーンについては一律120万ドン(80ドル)、▽ロープウェイは1m当たり1万ドンとなっている。

 また、同規程によるとベトナム国内または国外の企業・個人は、国家管理機関または証明書発給認可を受けた機関により同保証書の取得が認可された後、規定手続き料として証明書1枚につき一律4,000ドンを払わなければならないことになっている。

(Dau Tu 117,P.3)






スーパーマーケットの売り上げが4倍増


旧暦12月23日以降、各スーパーマーケットではテト(旧正月)用品の売り上げが通常の4倍増に達している。Co-op Mart・Maximark・Minh Dong・Binh Dan・Ha Noiスーパーマーケットなどの大規模チェーンでは、1日の売上高が14〜24億ドン(約9万3,000〜16万ドル)に達しているということだ。最も売り上げが増加しているのは菓子・サラミソーセージ・グルタミン酸ソーダ・サラダオイル・ビール・酒類・清涼飲料水・衣服・食器類などの商品となっている。年末商戦で大勝利を収めたのは国内製の菓子類で、輸入品に比べて価格も安く、品質も保証されていることから、各スーパーでは1日当たり約2〜3万箱が販売されている。Vinabico-Kotobuki・Kinh Do・Bibica・Lubicoなどの商標の200〜800g入りビスケット(1箱1万1,000〜3万5,000ドン)が売れ筋となっている。旧暦12月25日から、Maximark・Ha Noiスーパーマーケットチェーンではバインチュン(正月料理の粽)販売コーナーも設置されている。

Tuoi Tre 1月27日, P.14)





***** 統計情報 *****





電話普及率100人当たり7台の目標達成が間近


ベトナム郵政通信総公社(VNTP)の統計に基づくと、現在同社の通信網上で556万7,000台の電話が使用されており、このうち65%が固定電話となっている。これにより、ベトナムの電話普及率は100人当たり6.92台(人口8,046万人で計算)となり、2005年までの目標(100人当たり7人)の達成が間近となった。特に、携帯電話の発展速度が非常に速くなっており、この1年間で50.3%の成長となった。

Lao Dong 1月27日, P.3)





***** 一口ニュース *****





財政省のTruong Chi Trung副大臣によると、3月1日から各橋および道路通行料を20%引き下げる方針

(Sai Gon Giai Phong 1月26日,P.1)

 

ベトナム機器協会(Viasme)は、ホーチミン市で4月に第3回機器・電子・冶金見本市を開催予定

(Tuoi Tre 1月27日,P.11)

 

1月20日Hueで行われた獅子舞フェスティバルに鳥取県の獅子舞・神楽が参加。同県による参加は1999年6月に続いて2回目

(Lao Dong 1月20日,P.7)





外国為替相場

Viet Com Bank ホーチミン支店・128日現在)

 

                  キャッシュ  

         USD/ドン     15,433





***** 入札情報 *****





□ コンピューター設備メンテナンスサービスの入札


開催者:   ベトナム貿易銀行(Ngan hang Ngoai thuong Viet Nam)

入札項目:  コンピューター設備のメンテナンスサービス

書類入手期限:2月10日〜14日

問い合わせ先:ベトナム貿易銀行情報科学センター

(VCB Tower, 198 Tran Quang Khai St., Ha Noi)

Tel:     (84-4)8420133 Fax:(84-4)8269067






□ 製薬工場用製品運搬エレベーターの納入入札


開催者:   Dong Thap保健輸出入社(Cong ty Xuat nhap khau Y te Dong Thap)

納入項目:   製薬工場用製品運搬エレベーター

書類入手期限:2月10日

書類提出期限:2月19日

問い合わせ先:Dong Thap保健輸出入社

(234A, National Highway 30, My Tra Village, Cao Lanh Town, Dong Thap Province)

Tel:     (84-67)854674 Fax:(84-67)851270






     Binh An変電所用資材・設備の納入入札


開催者:   第2電力公社(Cong ty Dien luc 2 ? PC2)

納入項目:  Binh An変電所用資材・設備

書類入手期限:2月12日

書類提出期限:3月11日

問い合わせ先:第2電力公社国際協力部(72 Hai Ba Trung St., Dist.1, HCMC)

Tel:     (84-8)8231303 Fax:(84-8)8299680






     Yet Kieuスポーツクラブ改良工事の入札


開催者:      ホーチミン市体育スポーツ局(So The duc The thao Tp.HCM)

入札項目:   Yet Kieuスポーツクラブ改良工事

書類入手期限:2月12日

問い合わせ先:同局プロジェクト管理委員会(03 Pham Van Dat St., Dist.1, HCMC)

Tel:         (84-8)8237153/8222430





***** 事件・出来事 *****





1人で360台のバイクを登録


ホーチミン市公安陸路交通警察課は1月24日、3台以上のバイク登録をしている対象者を検査した。それによると、同市Binh Thanh区No Trang Long通りのバイク登録所だけでも1人で3台以上のバイク登録をしているケースが1万2,212件に上った。また11区では1人で360台のバイクを登録している人もいた。

(Sai Gon Giai Phong 1月25日,P.1)






豚肉ソーセージの多くにホウ酸を使用


ハノイの食品検査団は1月22日、農業農村開発省技術コンサルティングサービス社所属Dong Daビール生産合弁企業冷凍工場で、ホウ酸を使用した豚肉ソーセージを発見した。それによると同冷凍工場は、各生産業者から9.6トンの豚肉ソーセージを預かっていた。

ハノイ市保健局調査課のLe Nhan Tuan氏によると、同工場で冷凍保存されていた豚肉ソーセージを分析したところ、6.5トンの豚肉ソーセージにホウ酸が使用されていることがわかった。このため、検査団は同工場管理委員会に対し、製品の出荷を認めず、すべて処分することを要請した。同日、同工場に製品を預けていた製造業者10社が自社の製品を引き取り、豚肉ソーセージ生産にホウ酸を使用したことを認める報告書を提出した。

ハノイ市保健局は1月28日、上記の製品に対する処理を決定することになっている。また、ホウ酸が使用されていなかった残りの約3トンに関しては、各製造業者に引き渡される。

(Sai Gon Giai Phong 1月26日,P.7)






融通の利かせすぎ


Quang Ngai省人民委員会迎賓館で特殊な出来事が起きた。Quang Ngai村Quang Phu街区に住む2人の若者が同迎賓館にやってきて、240席分の結婚披露パーティーを予約した。スタッフたちは6種類の料理を240人分料理した。すべてが整ったところで、新郎新婦をはじめ、招待客が来るのを待ったが、17時、18時、19時になっても誰一人としてやって来ない。同迎賓館の館長が不審に思い、あたりを探しに出かけると、いくらも離れていないあるレストランで、迎賓館に予約をした2人の披露宴が行われていた。

なぜこのような背信行為をとったのかと新郎に“インタビュー”したところ、新郎は「急に気が変わったんですよ。料理を作ったといわれても、食べない料理をいったいどこへ持って帰ったらいいんですか?」と平然と答えた。“お客様”が料理を召し上がらないというので、同迎賓館の全職員は無理をしてでも食べることになった。

これまで長い間、各省人民委員会の迎賓館は政府の助成金でまかなわれ続けている最後の要塞だった。例えるならば、主人に籠で飼われている小鳥のようだ。今になって外に放たれて、自分で餌を見つけることは危険がつきまとう。Quang Ngai省のケースでは、披露パーティー予約票(経済契約ではない)に申込者の自宅の電話番号と勤務先の電話番号が記入されていた。披露パーティーが行われる前日に、確認の電話を一本入れさえすれば上記のような事件は起こらなかったはずだ。

同迎賓館の館長は「今の時代、ビジネスにおいてお互いを信頼することが大切です。融通が利かなければお客様はいらっしゃいませんよ」と話す。融通を利かすということは必要であると認めるが、デポジットを要求しないことや確認を入れないといったレベルの“融通の利かせすぎ”では容易に“死んでしまう”。今回の披露パーティーキャンセルにかかった金額600万ドン(約400ドル)は、野外に放たれた迎賓館の小鳥に自分で生きる方法を教える最初のレッスン費用だ。

(Lao Dong 1月24日,P.3)






悪口を言われた女性が殺人


 1月16日15時15分頃、Ca Mau省Tran Van Thoi県Song Doc町公安に、Truong Thi Phuong(同町居住、31歳)がLam Van Khuyenさん(同地在住、32歳)を殺害したと自首して来た。

 Truong Thi Phuongは仕事のためSong Doc街区に一時的に居住しており、漁業を営むKhaさんと夫婦同然の生活を送っていた。Phuongの供述によると事件の発端はLam Van Khuyenさんが彼女のことを複数の男性と関係を持ったり、売春をして稼いだりしていると吹聴しまわったことが原因だという。彼女は漁業から帰った内縁の夫にふしだらだと責められ夫婦関係に亀裂が生じたため、憤慨しKhuyenさんを責めたところ口論に発展し、お互い罵倒しあっているうちにPhuongはKhuyenさんを果物ナイフで刺し殺してしまった。

(Nguoi Lao Dong 117,P.10)






国際遠隔通話料金詐欺犯の懲役が8年から13年に


ホーチミン市最高人民裁判所は120日、国際遠距離通話料金詐欺事件の控訴審で、Chen Jen Chong(アメリカ国籍・50)Luu Ho Hai(ホーチミン市6区居住・60)の初審に対する判決を棄却し、前者の刑を懲役8年から13年、後者を5年から9年に引き上げる判決を下した。

 今回の判決で裁判官は、初審の判決は大変軽く2人による危険な行為と社会に及ぼす影響を考慮した場合相応しいものではないと述べた。

 200011月、市場調査のためにベトナムを訪れたChongHaiと契約を交わし海外からベトナムへの連絡システムを設立した。2人は国際遠隔通信をベトナム郵便局の料金管理システムを通さず利用し、遠隔通信会社に35億ドン(23万ドル・通信時間44万分間相当)の損失を与えた。

(Thanh Nien 121,P.2/Tuoi Tre 121,P.2)






ゲームのようなベトナムの交通事情


 以下はある日本人によるベトナムの交通事情についてのレポートだ。

ベトナムに来たばかりのとき、私は多くのバイク・自動車・シクロ・手押し車などが無秩序に道路を走っているのを目にし、大変驚きました。道路の横断方法すら全く分からない程でした。ベトナムでの滞在が長くなった今は、少しずつですがホーチミン市の複雑な交通事情にも慣れてきました。以前私の交通手段は自転車だったのですが、現在はバイクを利用しています。

私が思うにベトナムでバイクに乗るときには大胆に走行しなくてはなりません。決して死を恐れてはダメなのです。注意散漫なトラックや、一方通行路を逆走してくるバイクに出くわすことも多々あるでしょう。運転手は注意など全然払わず運転しているので、しょっちゅう交通事故が起きています。私は正しく運転をしていて幾度も交通事故に遭いかけました。こうしたことがバイクに乗る際、私にプレッシャーを与えるのです。ゆっくり運転し交通ルールを守ったところで他のバイクにぶつかられるのがおちでしょうし、一体何が、そして誰が私の正しさを証明してくれるというのでしょう。

ベトナムの政府は交通事情の改善を図るべきだと思います。まず、農村からホーチミン市にやってきたばかりの人への交通ルールに関する教育を行うことです。何故なら彼らは交通ルールについてほとんど理解していないからです。第2に交通違反をした人への処罰に対してもっと厳しい罰則を適用することです。現在、ホーチミン市では多くの交通事故が起き、多くの人が亡くなっています。私はある外国人がベトナムの交通事情を見て、ベトナム人に「ベトナム人は死ぬのが恐くないのか ?」と質問したという話を耳にしました。私はここで車を走らせることはまるで突撃行為、もしくは電子ゲームのようなものだと感じています。

(Tuoi Tre 121,P.5)






隣人宅の水道に毒を混入した男が殺人罪で起訴


120日ハノイ市公安は警察による緊急調査と十分な証拠物件の収集の結果、Tran Thanh Son(同市Hang Be通り61番地居住、51)を殺人罪で起訴することを正式に決定した。同罪の決定は、Sonが家の建築を巡る些細なトラブルから、隣人の家族8(同通り63番地居住)を毒殺するため、隣人宅の生活用水ポンプに各種の毒物を混入した点でSonの罪を明確かつ残忍極まりない行為であるとした公安の判断によるものだ。厳重な調査の結果、水道水から鉛・塩酸・ヒ素など人体に害を及ぼす20種の化学薬品が検出された。調査機関での取り調べでSon20027月からこれまでに10回にわたり化学薬品を調合し、

隣人宅の水道管に混入させていたことを明らかにした。ハノイ市人民検察院はTran Thanh Sonの拘置命令を決定した。

(Thanh Nien 1月21日,P.2)






労働災害のためPhu My 3発電所工事がストップ


1月15日17時、Phu My 3発電所工事現場のタービン棟で重大な労働災害が発生した。同工事のサブコンストラクターであるALE社(イギリス)が、油圧ジャッキシステムを使用して重量約300トンの発電機(出力240MW)の設置作業をしていた。作業がほぼ完了に差し掛かった際、発電機が転倒するといった事故が発生し、ALE社の外国人専門家が即死・発電機の基礎準備作業をしていた45-1建設・機械設置会社のベトナム人作業員7人が負傷した。

事故発生直後に、7人のベトナム人作業員はTrieu An病院(ホーチミン市)に運び込まれて治療を受けた。1月26日になっても、重傷を負った3人の工員が依然として病院で治療を受けており、このうち1人は膝蓋骨を骨折・1人は肋骨を骨折・1人は背骨を損傷している。41-5建設・機械設置会社のPhu My 発電所建設工事現場監督のPham Bui Nam Lien氏によると、事故が発生した際にSiemens社(メインコンストラクター)側は非常な関心を払い、被害者の見舞いおよび手当ての支給をしてくれたという。しかし事故の後、メインコンストラクター側はすべてのサブコンストラクターに対して工事現場での作業停止を通知した。これにより、1月16日から26日にかけて同工事に参加している1,000人以上の作業員が休職中となっているが、作業再開の見通しはまだ立っていない状況だ。

Lao Dong 1月27日, P.1)






アジアハイウエーが全線開通


My Thuanプロジェクト管理委員会は1月25日、アジアハイウエーのベトナム国内区間(Thu Duc交差点‐An Suong‐Moc Bai)を正式に全線開通した。テト(旧正月)の交通需要に応えるために、Song Than・Binh Phuoc・Cu Chi立体交差橋の使用が開始された。総工費4,500億ドン(約3,000万ドル)が投入された残り4カ所のロータリーも、2003年中に完成する予定となっている。アジアハイウエープロジェクトはアジア開発銀行(ADB)からの総額1億4,470万ドルの優遇融資資本により、ベトナム・カンボジア・地域内の各国間での交通発展に寄与する交通網の能力強化を目的に実施されたものだ。プロジェクトはデルタ地域第1・2級道路技術スケールによって建設され、国際・ベトナム高品質基準を満たしている。

Thoi Bao Kinh Te Viet Nam 1月27日, P.1)






多くの日本人観光客がベトナムでテトを迎える


日本人客500人を乗せて先ごろ神戸港を出発した客船Asuka Cruise号(全長192m・幅25m・運航速度21ノット、ツアー主催はAPEX Viet Nam社)が、1月28日にHa Long湾に到着する予定となっている。その後、同船はTien Sa港(Da Nang)に碇泊(1日)して中部の文化遺産郡を見学した後、テトの1日の朝Sai Gonに1番乗りするため、1月31日の午後にホーチミン市に到着することになっている。

Thanh Nien 1月27日, P.2)






消費者を惹き付けたキャンペーンは?


消費者権利保護事務局による最新の統計報告に基づくと、2002年の下半期に最も消費者を惹き付けたキャンペーンの賞品は、数年前までトップだった海外旅行・オートバイ・家庭用品などを抜いて、現金・住宅・高級アクセサリーとなった。この統計結果は、2002年12月に行われた洗濯石鹸Omoの現金が当たるキャンペーン、Colgateの住宅が当たるキャンペーン・FPTネット上で金の山羊を探すキャンペーンなどが成功したことからも裏付けられる。各マーケティングリサーチ会社も、消費者が日増しに住居や価値のある財産などの現実的なもの・短期間のうちに自分自身で実現することが難しいものを求めるようになって来ている傾向を認識している。

Nguoi Lao Dong 1月27日, P.9)






テトの携帯電話使用を制限


ベトナム郵政通信総公社(VNPT)127日、テト(旧正月)に携帯電話の利用頻度が高くなり、通話不通となる恐れが予測されることから、これを克服するために電波受発信ステーションを増設したことを明らかにした。しかし、それでも通話不通となる可能性が高いことから、VNPTは固定電話を使用すること(特に大晦日から新年にかけて、携帯電話を使った新年のメッセージ送信の抑制)を呼びかけている。昨年のクリスマスには携帯電話の使用が通常の20倍以上に増加したため、ホーチミン市とハノイのVinaphoneMobiFoneは通話不能となった。

(Lao Dong 128,P.1)





***** コラム *****





発展の代償


短編小説を書き終え、読み直しているうちに突然悲しみが込み上げてきた。話の内容は大したことはなく、世間を騒がせるほどのものではないが…。

ある地方農村に建設中の工業団地へのアクセス道路を拡張するために、自治体の立ち退き命令により工事管理委員会が土地収用にやってきたが、この村に住むあるおじいさんは自分の家の竹垣を取り壊すことを頑として認めなかった。おじいさんは2人の烈士の父親だったことから、自治体のほうでも気を使い、強制収用処分を取るまでには至らなかった。最終的には、おじいさんが竹垣をどうしても守りたかったのは、Sai Gonで仕事をしている彼の息子が初めて孫を連れて故郷に帰るのを待っていたからだということが分かった。おじいさんは、孫にこの竹垣を1度でも見せてやることができたら、この竹垣と別れを告げても良いと考えていたのだ。おじいさんは孫に送った手紙の中で、自然豊かな自分の村のことや家の周りに張り巡らされた竹垣のことを何度も書いていた。彼は自分の孫にたったの一度でもいいから昔ながらの村の姿を見せてやりたい、竹垣の下に立たせて竹の葉が落ちるサラサラといった音や竹が軋むギーギーといった音を聞かせてやりたい、竹を割って籠を編んだり凧を作ったりしてやりたいと願っていた。

そして、おじいさんの小さな夢が叶う時がやって来た。長年に渡り家を離れていた彼の息子は妻と子供を連れて祖先の村に戻ってきたが、そこには竹垣で溢れた昔の村はすでになく、村を横切るようにして走る大きな道路・立ち退き補償金によって建てられた“マッチ箱”のような住宅群が現れたことから呆気に取られてしまった。その瞬間、自分の家のほうに目を向けると、そこには昔のままの竹垣が残っていて、早く家に戻って来いと手招きするかのように揺らめいていた。そのわずかに生き残った竹藪を指差して、彼の息子が「お父さん、あれがおじいちゃんの竹垣でしょ?」と叫び声を上げたとき、これまで快く思っていなかった老父の頑固一徹さに理解を示せるようになったのだった。

私たちの村々では、もう暫くすると青々とした竹垣が見られないようになってしまうのだろうか?これは発展の代償であり、文明への避けて通ることのできない道なのだろうか?

街道に沿って広がり、村と都市が入り混じったような、開発過程にある村を目にするたびに、私はこのような自問をせずにいられない。昔は、土地を開拓する際には先ずいくつか井戸を掘り、その回りに竹垣を張り巡らせ、新しい部落の角に菩提樹を植えた。それから各戸が入植し、家を建てて畑を作った。今では、新しい村には竹垣はなく、畑を作る土地すらもないというのか?新しく形成されたごてごての居住区からは、村や故郷への郷愁が浮かんでこない。

しかし、すでに村には伝統的ではない文化が押し寄せてきている。数週間前に聞いた噂では、Ha Tay省の農民たちがある工業団地の建設への反対運動を行ったという。同省の農民たちは、農業用水を汚染する危険のある工業団地を望まない、村まで漂ってくる“工業の匂い”を嗅ぎたくないといった理由を挙げていた。工業化の裏面に農民たちが気付いていなかった1990年代には、このようなことが発生することはなかった。農民たちが知るに至ったのは、たくさんの籾や芋を得るために化学肥料や農薬の使用を奨励した結果、彼らの耕地からはバッタ・イナゴ・タガメすらも姿を見せなくなってしまったことだ。昔はどこにでもいたエビ・カニ・カエル・貝などはどこに消えてしまったのだろうか?

数年前、Bac Ninh省ではある村長がもう少しのところで刑務所入りになるところだった。というのも、国の農業用地数ヘクタールを村落工業地区にして、村を環境汚染から救うためにすべての手工芸品生産業者を移転させたからだ。これは、同時に各業者の生産を発展させるための敷地を確保するためでもあった。その後、上層部はこれを大胆なアイデアと認め、村落工業地区を建設することは農村の伝統工芸発展に道を開くものだと見なすようになった。そこで、各地に村落集中工業地区を誕生させるのに適した政策方針が公布された。しかし現在に至って、これらの村落工業地区では多くの問題が発生するようになった。これらプロジェクトの事業主たちは、村から公害を追い出すために家内工業者たちを移転させることだけに気を取られ、このような集中生産地区の建設には計算しなければならない要素が非常に多いということまでは考えていなかった。そこで、現在多くの村落工業地区が工業廃棄物・廃水、交通問題などといった潜在的な災いを抱えるようになっている。にもかかわらず、依然として人々は多くの場所でこのような村落工業地区を建設し続けている。彼らは、家内工業者たちが工場を建てるために土地を用意して分配してやりさえすれば良いと単純に考えている。彼らの簡単な足し算は、“家内生産業者+集中地区の工場用地=村落手工業地区”といったものだ。

彼らは、家内工業でバラバラに生産している手工芸品生産業者をまとめて集中的な生産地区にすることは、農村における職業の再組織プロセスにおける大きな転換であり、農業・農村の工業化・近代化といった戦略に組み込んで実施されなければならない。家内工業形式から小規模工場での工業的な商品形式への移行は、生産組織の面での発展といえるだろうが、伝統文化遺産の一部としての伝統手工芸といった観念からすれば、必ずしも文化的な進歩とはいえないだろう。なぜならば、家族形式の生産では芸術家が誕生する可能性があるが、工場生産になってしまうと商売の上手な事業主しか生まれてこないことになるだろう。

工業地区と静かで平穏な農村を共存させるにはどうすれば良いのだろうか?金持ちの事業主がいる一方で、才能ある芸術家も残すにはどうしたら良いのだろう?バッタ・イナゴ・タガメなども暮らすことができるような青々とした豊かな耕地を維持するにはどうすればいのだろうか?このような夢を持つのは、農業・農村の工業化・近代化への道を進む上で欲張り過ぎだと言われてしまうのだろうか?そして、工業化・近代化のゴールに達し、先進的な農業を手に入れることができたとして、その時になっても数千年に渡り私たちが受け継いできた農村・村落はまだ残っているのだろうか?

これらは簡単に答えられるような問いではないが、豊かで・近代的で・文明的なベトナム農村を建設する道において、日々追求していかなければならない問題だろう。

Dau Tu 新春特別号, P.55)






ゴミ収集作業員たちの悲哀


夜間のゴミを収集作業は非常に辛く体にも悪いうえ、多くの危険にさらされる可能性のある仕事だ。しかし世間には、夜な夜な背中を丸くしてゴミ収集車を押し続ける作業員たちの仕事を軽視する人たちも少なくない。

ハノイでは、1日当たり平均約2万トンの生活・産業・医療廃棄物が発生している。首都の清掃員部隊は、ゴミを収集した後でトラックに載せNam Sonゴミ処理場(Soc Son県)まで運ばなければならないが、これら作業員のほとんどは女性となっている。彼女たちは夜間のゴミ収集・道路清掃作業の他にも、体に害のあるゴミとの接触や非常に緊張した環境の中での重労働を課せられるうえ、事故などのリスクとも直面しなければならない。彼女たちの勤務時間は午後6時に始まり、翌日の午前1〜2時ごろに終了となる。しかし悲しいことは、市民の多くは作業員たちの苦労に思いやりがないばかりか、中には彼女たちを見下したような言動を取る人たちまでいることだ。Nguyen Thi Tuongさんは40代前半だが、この仕事を始めてからもう30年になる。現在、彼女はThanh Nien通りの清掃を担当しているが「首都住民たちの衛生維持に対する意識はまだ高くありません。私たちが清掃したばかりのところに通行人がナイロン袋などを投げ捨てていきます。付近の住民は、清掃員がゴミ収集車を押して通り掛かっているのを見ても平然と道路にゴミを捨てます。そこで、私たちは担当している道路を1晩に何度も掃き直さなければなりません」と憤慨気味に話していた。O Cho Dua通りからPhan Van Tri通りまでの区間を担当しているTran Thi Hongさんは、ゴミ収集作業員に対する一部の人々の対処について「自分が一生懸命に掃除したばかりの道路がまたすぐに汚されてしまうのを見ると心から残念に思います。一部の人々が、この仕事を軽蔑していることを思うと本当に悲しくなりますね」と声を詰まらせながら話した。市民の無秩序なゴミの捨て方を前にして彼女たちが注意したところ、彼らは作業員たちに「お前らは国の金で雇われてるんだから、俺たちがゴミを捨てたら拾って綺麗に掃除するのが当たり前だろ。仕事を作り出してやってるんだから、本来なら俺たちに感謝すべきところじゃないか」と罵詈雑言を浴びせ掛けたということだ。

夜の暗闇の中では、光を反射させる安全服を着ていても、不幸な交通事故を防ぎ切ることはできない。第2都市環境企業で働くTrinh Thi Gai Namさんも、このような事故の被害者だ。彼女がHang Bai通りとTran Hung Dao通りの交差点で清掃作業をしていると、Hang Bai通りを走行中の自動車が歩道に乗り上げ彼女に突っ込み、彼女は骨盤・手足を骨折したうえ、腸の一部分を切除する手術を受けなければならなかった。現在、彼女はまだ40歳になったばかりだというのに傷病者となってしまい、労災補助制度が受けられるのを待つしかない状況だ。夜になると交通量が多くなり、作業員たちは仕事に夢中になっているうちに、うっかりと箒を通りがかりの人にぶつけてしまうことがある。何も言わずに許してくれる人もいるが、中には車から降りてきて怒鳴りつけ暴行を振るう者もいる。Dong Da区環境会社第4企業6班に所属するNguyen Thi Lamさんは、道路清掃中にそこを通り掛かったある青年の車に泥水を引っ掛けてしまった。彼女が謝る間もないうちに、青年は彼女の髪を鷲掴みにして顔面に往復ビンタを食らわせたうえ罵詈雑言を浴びせると、車に乗ってあっという間に暗闇の中へと消えてしまった。彼女によると「身体に受けた痛みは大したことはありませんでしたが、精神的なダメージは大変なものでした。思い出すだけでも嘆かわしいです」ということだった。また、一部の公衆トイレ付近は、夜になると麻薬中毒者たちの溜まり場となる。夜も更けて人通りが少なくなったとき、作業員たちがこれらの場所で何らかの被害に遭わないとは誰も保証できないだろう。

一部の市民からの思いやりの欠けた視線に耐えなければならないだけでなく、時に彼女たち作業員は自分の家族、特に夫の理解をも受けられないことがある。Hongさんによると「この仕事をしていると夫を失いやすいんです」ということで、彼女は自分の言葉を証明するために、ある同僚の家族の悲しい話を聞かせてくれた。Hongさんの友人は一晩中苦労して働かなければならないうえ、常に汚く臭い匂いのするゴミを扱わなくてはならない。深夜の1〜2時に帰宅したら、シャワーを浴びてすぐ寝てしまうだけだ。そんなわけで、このような生活に夫は飽き飽きし、休暇でSam Son(Thanh Hoa省)に出かけた際に他の女性と知り合いになり、今ではその女性と夫婦同然に暮らしているという。

夜間にゴミを収集している女性たちを取材して、彼女たちの目の奥底に隠された悲しみが見えたような気がした。

Thanh Nien 1月20日, P.5 )


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